インターネットで売られている情報商材は99パーセントが詐欺だと言われています。
「スマホだけで簡単に稼ぐ方法」「SNSに投稿するだけですぐに稼げる」
このような広告や宣伝文句を聞いたことはありませんか?
上記は情報商材詐欺でよく利用される広告コピーです。
実は、商材の売り方を見るだけで詐欺かどうかを見分ける方法があります。
この記事では、副業や在宅ワークでお金を稼ぎたい人をターゲットにした情報商材詐欺の特徴から見分け方までを紹介していきます。
詐欺商材に騙されないように最低限の知識をつけておきましょう!
目次
情報商材詐欺とは
そもそも情報商材とは、実態のある商品やサービスを販売せず、情報のみを商品としているサービスです。
情報商材詐欺とは、購入した商材の宣伝内容と内容が客観的に見て異なっている商材です。
「簡単に稼げる」などと宣伝しているのに、実際に購入して内容を読んでみると中身のない情報だったり簡単ではなかったりする場合は詐欺だと言えるでしょう。
しかし、情報商材詐欺は明らかに宣伝内容と中身に相違がある以外、詐欺であるという証拠をつかみにくいという特徴があります。
なぜなら、個人のスキルや努力量で本当に稼げる人がいるかもしれないからです。
例えば、投資で稼ぐことを目的とした情報商材の購入者には「稼げた人」と「稼げなかった人」の2つに分かれます。
そこで、稼げなかった人が「詐欺商材だ!」と言っても、他に稼げるようになった人がいる限り詐欺だと認定することは難しいです。
このような理由から情報商材詐欺は規制が難しく、なくなることもないのです。
また、英語の勉強教材や有料メルマガなども情報商材の一種です。
情報という性質上、実物の商品がないため詐欺が多くなりがちです。
ただし、すべての商品が詐欺なのではないということは覚えておきましょう。
情報商材詐欺の例
詐欺に使われる情報商材にはいくつかのパターンがあります。
ここでは、代表的な情報商材詐欺の例を3つ紹介します。
例①:投資情報
投資の情報商材は、投資で稼ぐための方法や手法を販売する商品です。
主に、株式投資やFXなどで稼ぐ手法をまとめた投資の情報商材が多い傾向があります。
加えて、「最新の取引ツールを購入するだけで投資の取引で必ず稼げるようになる」という詐欺のネット広告も増加しています。
投資系の情報商材詐欺では、「この情報だけで絶対に稼げる投資手法を伝授する」と広告しておきながら、購入後の情報の中身は本にも書いてあるような一般的な手法のみだったということも多いです。
「言われたとおりに取引するだけで月50万円」や「利回り50%以上」など、現実的ではない広告に騙されないように気をつけてください。
例②:ギャンブル系情報
ギャンブル系情報とは、競馬やパチンコ、宝くじなどギャンブルでの必勝法を売る情報商材です。
基本的には、ギャンブル系の情報商材は100%詐欺だと考えて良いでしょう。
それでも情報商材がなくならない理由は、たまたま勝ってしまう人がいるからです。
勝つ人がいることはギャンブルなので当然のことです。
運良く一時的に勝つことはあっても、ギャンブル系の情報商材を買っただけで勝ち続ける方法はありません。
もし、「必ず勝てる」などと宣伝されている情報商材があれば詐欺なので絶対に購入しないでください。
近年は、ヨーロッパで流行しているギャンブル「ブックメーカー」を利用した情報商材詐欺が増加しています。
ブックメーカーは海外スポーツなどの勝敗を利用した賭け事です。
日本では情報を手に入れにくいため、大学生などが標的になりやすいようです。
例③:副業情報
副業情報とは、在宅副業で簡単に稼ぐ方法などを販売する情報商材です。
具体的には、1日10分の作業で月に20万円稼げる情報や、アフィリエイトサイトを作成して簡単に稼ぐ方法などがあります。
特に近年増加しているのがInstagramやTwitterなどのSNSを利用した副業情報です。
SNSのフォロワーを増やす方法やSNSを利用してお金を稼ぐ方法など、若い女性や主婦がターゲットになる場合が多いです。
また、フォロワーを増やす方法なども購入者の行動量や利用環境によって効果が大きく違うため、詐欺かどうかを見分けることが難しいという特徴があります。
詐欺だと断定できる事実がなければ返金などの対応は難しくなります。
「情報商材の販売者が有名な人だから」「実際にフォロワーが多いから」と安易な気持ちで情報商材を購入するのではなく。本当にご自身の信頼できる販売者からだけ情報商材を購入するようにしてください。
情報商材詐欺の見分け方や買う前にすべき行動については後半にまとめるので、ぜひ参考にしてください。
情報商材詐欺の特徴
情報商材詐欺には、ある一定の特徴があります。
ここでは、その特徴を3つに分けて具体的に紹介していきます。
特徴①:SNSやブログで集客している
詐欺の情報商材を販売する悪質な業者は、主にSNSやブログを利用して集客をしています。
SNSやブログで高級車に乗っている写真や海外旅行で高級ホテルに泊まっている写真を投稿し、贅沢な暮らしをする姿を見せつけます。
そこに興味を持った人や連絡をくれた人に対して、「この商材を買えば自分と同じ生活ができますよ」と詐欺の情報商材を売りつけるパターンです。
このように、SNSやブログを利用した情報商材詐欺はもっとも多い集客手口です。
なぜなら、詐欺師は写真を投稿するだけなので元手資金がかからず簡単に集客できるからです。
SNSを利用した情報商材詐欺では、日常とはかけ離れた生活を投稿していたり、投資で稼いでいる様子や金額を投稿したりしていることが特徴です。
常識離れした生活や稼ぎ方を発信しているSNSやブログには気をつけましょう。
特徴②:大学生や主婦をターゲットとしている
情報商材詐欺は、大学生と主婦がメインターゲットになりやすいことが特徴です。
どちらも社会経験が少なく、お金に関する相談相手も少ない場合が多いからです。
大学生や主婦は、自分が騙されたり失敗したことに気づいてもその事実を親や旦那に言えない場合も多く、泣き寝入りしやすいです。
情報商材詐欺は、そのような「人には言えない事情」を持つ人を狙っています。
しかし、実は早い段階から返金や抗議を行ったり、親や警察、弁護士の名前を出すとすぐに返金に応じる詐欺師も多いです。
それは、その情報商材が詐欺として立件されることを恐れているためです。
もし、詐欺の情報商材を買ってしまったことがある人は、泣き寝入りせずに必ず返金の要求をしてみましょう。
特徴③:まずは数万円から販売する手口が多い
情報商材詐欺には、いきなり10万や50万円などの高額な商材ばかりではなく、まずは5,000円や1万円などから販売する手口があります。
稼げる系の情報商材では、まず1万円で本当に少額を稼げる情報を販売します。
その後、「さらに稼ぎたいなら10万円の追加商材を買う必要がある」などと言って高額商材の販売につなげる手口が特徴です。
この手口では、購入者にまず少額を支払わせることで「精神的な購入ハードルを下げること」と「もう後戻りできないと思わせること」が目的です。
少額だとしても「一度お金を支払ったのだから、ここでやめるのはもったいない」と思わせて次の商材を買わせます。
商材によっては数百円のものもあるようです。
安いから詐欺ではないという確証はないので注意しておきましょう。
情報商材詐欺の見分け方
情報商材には詐欺が多いとわかっていても、信頼できる情報商材なら購入したいと思うこともあるはずです。
ここでは、買っていい情報商材かどうかを見分ける方法を4つ紹介します。
購入前に必ず確認すべき見分け方なので、気になっている情報商材がある方は次4つの条件をクリアしているのか確認してみてください。
見分け方①:虚偽広告
虚偽広告とは、本当はできないことをできるように見せかけた虚偽の広告です。
具体的には、「簡単に稼げる」「楽して稼げる」「1日5分の作業で稼げる」などの表現が当てはまります。
広告では簡単というメリットを宣伝しているにもかかわらず、実際には膨大な作業時間が発生する内容だったり、稼げるまでに長期間かかる場合は虚偽広告だと言えるでしょう。
基本的に、簡単に稼げる副業はありません。
「稼げるまでに時間と努力は必要ですが、しっかりと独自の知識とノウハウと教えます」というような情報商材であれば購入を検討しても良いかもしれません。
虚偽広告はせず、簡単だと誤解される広告になっていないかを確認して次の項目へ進みましょう。
見分け方②:誇大広告
誇大広告とは、実現可能かわからない内容を客観的な根拠なく断定した広告表現です。
具体的には、「絶対に稼げる」「確実に10万円稼げる」などの表現が当てはまります。
例えば、ダイエットサプリの広告で誰でも「絶対に10キロ痩せます!」という広告はすぐにウソだと理解できるはずです。
なぜなら、ダイエットには個人差があると誰しもが理解しているからです。
しかし、なぜかお金の話になると「絶対」「確実に」という広告に騙される人が多くなってしまいます。
誰でも絶対にお金を稼げる情報商材はありません。
稼げることを断定している情報商材は詐欺の可能性が高いと理解しておきましょう。
見分け方③:二重価格表示
二重価格表示とは、情報商材の価格を二重に表示させることで、現在の価格がお得だと思わせる販売手法です。
例えば、情報商材では「通常価格10万円が今だけ1万円」などの大幅な値引きによる価格表示があります。
このように、極端に割引率が高い場合や時間制限が設けられている場合は詐欺を疑うべきです。
この例では、過去に一定期間、通常価格として10万円で販売した事実があれば問題のない表記です。
しかし、その事実がない場合は二重価格表示として違法の可能性があります。
二重価格表示は、情報商材に限らずさまざまな商品販売で行われている可能性があります。
普段のお買い物から注意しておくことで違和感に気づけるようになるでしょう。
見分け方④:特定商取引法の情報
特定商取引法とは、インターネットで商材を販売する事業者が守らなければならない法律のことです。
情報商材を販売する業者は、この特定商取引法の表示が義務となっています。
義務なので、情報商材の販売サイト内に必ず特定商取引法についての記載があるはずです。
気になる情報商材があった場合、まずは記載があるのか確認しましょう。
基本的には、会社名・住所・電話番号・代表者氏名などが記載されているはずです。
事前に会社名をGoogle検索して、今までその会社や個人がどのような事業を行ってきたのかを知るだけでも詐欺商材を見分けるきっかけとなります。
また、会社の設立日が最近だったり、ネット検索に引っかからないように特定商取引法にある会社名や住所がテキストではなく画像になっている場合は詐欺を疑いましょう。
詐欺がバレるたびに社名や代表者を変えて同じ詐欺を何度も繰り返している可能性が高いです。
情報商材を購入する前にすべき行動
情報商材詐欺の例から詐欺の見分け方までを紹介してきました。
ここまでの内容を確認したうえで、それでも買いたい人のために、情報商材を購入する前にすべき行動を2つ解説します。
この方法は、詐欺ではなく優良な情報商材を買う際にも失敗を防ぎやすい考え方なのでぜひ参考にしてくださいね。
行動①:無料情報を徹底的に集める
その情報商材を購入したいと思う前に、その分野についての無料情報を徹底的に集めたでしょうか?
まずは、欲しいと思った情報商材に関する無料情報を徹底的に集めましょう。
よほど専門的な分野でない限り、必ず無料で公開されている情報があります。
情報商材詐欺に騙されやすい人に共通することは、「とにかく楽をしたい」という気持ちが強いことです。
お金と時間に余裕がある人はすぐに購入すべきですが、一般人はインターネット検索を利用して無料情報で得られる情報を徹底的に調べて行動してからの情報商材で問題ありません。
徹底的に調べられる行動力の持ち主は、情報商材なしでも目標を達成できるはずです。
行動②:他の購入者からのレビューを見る
他の購入者のレビューを見る方法です。
情報商材がインターネット上で販売されている以上、必ずあなたの他に商材を購入した人がいるはずです。
まずは、TwitterなどのSNSで購入後のレビューを書いた人がいないか確認しましょう。
レビューを書いている人が一人もいなければ、詐欺を疑ってみてください。
一方で、他に購入者がいる場合、その人が購入後にどのような行動をしているかで商材の質を確認できます。
その購入者の行動こそがもっとも信頼度の高いレビューや実績の確認だと思ってください。
ただし、ニセのレビューを拡散するサクラには注意してください。
情報商材を買わずにできるおすすめ副業
最後に、有料の情報商材を買わなくてもできるおすすめの副業を3つ紹介します。
すべてインターネット上に無料情報が豊富にある副業なので、ご自身の力で稼ぎたい方はぜひ参考にしてください。
副業①:せどり
せどりとは、店舗やネットショップで安く仕入れた商品をインターネット通販やフリマアプリで販売する商売です。
元々は、古本屋で安い価格で本を仕入れてネットで売ることを「せどり」と呼んでいましたでしたが、現在ではさらに「転売」と同じ広い意味で使われることが多くなっています。
せどりは、インターネット上で多くの無料情報があるため、情報発信者の真似をして行動するだけでも作業時間に応じて稼ぎやすいというメリットがあります。
一方で、元手資金が必要であり、慣れるまでに長時間の労働が必要というデメリットがあります。
短期的に稼ぎやすいという特徴から、初心者向けの高額有料コンサルや情報商材詐欺が多いため気をつけてください。
なお、筆者は副業を通してサラリーマンを辞めることができましたが、そのうちの方法の一つがせどりでした。
体験談をこちらにまとめているので、ぜひチェックしてみてください。
副業②:ブログ
ブログとは、ご自身でホームページを運営して読者を集め、広告収入を稼ぐ副業です。
ホームページを開設し、記事内に広告を設置することで収益化が可能です。
始めるための初期費用が少なく、在宅で行えることが特徴です。
ブログは、在宅で誰でも始められるメリットはありますが、収入を得るまでに数ヶ月の時間が必要なため、すぐに稼げると勘違いをしないように注意してください。
結果が出るまで時間がかかるデメリットはありますが、自分の好きなジャンルのブログを更新してアクセスが集まれば、仕事をしている感覚無しでお金を稼げるようになるかもしれません。
これからの副業では、パソコンで仕事をするスキルがさらに必要になってきます。
ブログ副業はパソコンの使い方の基礎からタイピングまで幅広く学べる点からもおすすめの副業です。
副業③:Webライティング
最後に紹介するおすすめ副業はWebライティングです。
Webライティングとは、インターネットに掲載される記事の文章を作成する仕事です。
依頼された題材に関する文章をパソコンやスマホで執筆し提出することでお金をもらえます。
誰にも負けない趣味や特技がある方、ネットを駆使して専門的な情報を集めることが得意という方は安定して稼ぐことができるかもしれません。
Webライターは在宅でスキマ時間に働くことができるため、サラリーマンの副業や主婦の在宅ワークにもおすすめです。
Webライターとしての仕事を探すには、主にネット上で仕事を受注できる「クラウドソーシングサイト」を利用します。
例えば、「ランサーズ」や「クラウドワークス」といったものがあります。
以前は、ライターとして仕事を受注するには営業力や人脈が必要でした。
しかし、クラウドソーシングサイトが誕生したことで、いつどこにいても個人が仕事を探すことができるようになっています。
なお、クラウドワークスにはこちらから無料登録できますよ。
まとめ
情報商材詐欺の特徴から見分け方までを解説してきました。
情報商材詐欺に騙されてしまう方は、お金に困っていたり生活を変えたいと思っている場合が多いです。
そんな人を騙す情報商材詐欺は、非常に悪質な犯罪です。
簡単でラクに大金を稼げるような情報商材はありません。
もし今の生活を変えるために副業を始めたいと思っている方は、それなりの時間と作業時間がかかると理解しなければなりません。
興味のある方は、最後に紹介した筆者おすすめの副業情報から始めてみてください!