オリジナル作品を販売できるハンドメイド販売は、忙しい主婦でも稼げることで人気の副業です。
「子育ての合間に自宅でハンドメイド販売を始めたい」「自宅でできる仕事を探している」
そんな方でも自宅で楽しみながらお金を稼げることが魅力のハンドメイド販売です。
この記事では、在宅でできる副業を探している方に向けてハンドメイド販売の方法から、売れるようにするコツまでを解説していきます。
目次
ハンドメイド作品とは
ハンドメイド作品とは、個人がオリジナルのアイデアとデザインで作った作品のことです。
企業やメーカーが大量生産した商品ではなく、個人が一点一点手作りで制作・販売するという特徴があります。
近年、特に人気の商品は、スマホケースやアクセサリー、洋服などの日常的に使用するアイテムです。
以前は、地域ごとのフリーマーケットを中心に販売されていましたが、現在ではネットショッピングやフリマアプリを利用したハンドメイド作品販売が増加しています。
今からでもハンドメイド作品が売れる理由
なんでも簡単に手に入れられる時代に、なぜハンドメイド作品は売れるのか疑問に感じる方も多いでしょう。
実は、そんな時代だからこそハンドメイド作品の需要は高まっています。
どこにも売っておらず、誰とも被らない商品に魅力を感じる方が増えているのです。
ハンドメイド作品は、作家が制作したオリジナル商品です。
ハンドメイド作家によっては、購入者の希望に合わせたーダーメイドや一点モノでの販売を行っています。
ハンドメイド作品を購入することで世界に一つだけの作品を買ったりプレゼントできるのです。
また、オリジナル作品の需要増加だけではなく、インターネットショッピングとSNSの利用者増加もハンドメイド作品の人気を後押しする理由です。
インターネット販売は今後も伸びていくと考えられるので、今からハンドメイド作品の販売を始めても作品力とインターネットの集客力を利用すれば事業として売れる商品を販売できるでしょう。
ネット販売なら経費がゼロに近いため、副業や趣味の一つとして始めるにもおすすめの在宅ワークです。
ハンドメイドを売る場所・販路
まずは、作製したハンドメイド作品を売る場所を4つ紹介します。
それぞれの場所によって傾向が異なります。
ご自身に合った販売経路がどれなのか判断する参考にしてください!
場所①:フリーマーケット出店
お住まいの街で開催されているリアルなフリーマーケット や、イベントに出店してハンドメイド作品を販売する方法です。
一般的に、イベント主催者に出店料や場所代金を支払うことで制作したハンドメイド作品を売ることができます。
フリーマーケットでは、作品を販売する機会を得られると同時に、リアルな場でハンドメイド作家と出会えるというメリットがあります。
ハンドメイド作品を作っている作家と情報共有をしたい方や、一緒に頑張れる仲間を作りたい方はお住まいの地域で開催されるフリーマーケットに出店してみてください。
フリーマーケットでは、ハンドメイド作品を目的に来店する人が多いため、通常の店舗販売よりも売れやすいという特徴があります。
場所②:フリマアプリ
「メルカリ」や「ラクマ」などのフリマアプリを利用してハンドメイド作品を販売する方法です。
フリマアプリとは、個人間での商品売買ができるアプリです。
販売経路としてフリマアプリを利用するメリットは、利用者の多さと登録料なしで利用できる部分です。
無料で実力を試せるため、ハンドメイド作品を初めて作った方が、まずはお試しで販売するにはもっとも適した販売先でしょう。
一方で、ライバルが多いため価格が安くなりやすくなっています。
フリマサイトは購入者からの値下げ交渉も多く、予想より大幅に安値で売れる場合があるため注意が必要です。
場所③:ハンドメイド販売専門アプリ
「minne(ミンネ)」や「creema(クリーマ)」などのハンドメイド販売専門アプリでオリジナル作品を販売する方法です。
これらはハンドメイド販売に特化されたアプリで、ハンドメイド作品の作家と購入者を直接つないで売買できるサービスです。
ユーザーとしてアプリ内に販売されるハンドメイド作品を見るだけで多くのアイデアを知ることができ、作家としてのスキルアップにもつながるでしょう。
ハンドメイド販売専門アプリとフリマアプリの違いは、ハンドメイド作品を求めている利用者が多いことです。
普段からアプリを利用してハンドメイド作品を購入するユーザーが多いため、一度商品を気に入ってもらえれば継続して購入してくれるファンを獲得できます。
しかし、フリマアプリよりも作品の質が求められやすいため、自信のある作品を出品することをおすすめします。
これからハンドメイド販売を本格的に販売するには、ハンドメイド販売専門アプリの利用は必須となるでしょう。
場所④:ネットショップの開設
ご自身のネットショップを開設して販売する方法です。
ネットショップとは、自分だけのブランドを立ち上げるように独自のホームページを制作することです。
販売するハンドメイド作品の雰囲気に合わせて自由度の高いネットショップを作れるというメリットがあります。
一方で、ホームページを作ったりカスタマイズするにはある程度のコストが発生してしまいます。
また、プラットフォームを利用しないため、広告やマーケティング費用を使用しなければ集客しにくいというデメリットがあります。
ネットショップは初心者にとって難易度が高いため、まずはフリマアプリで売れるかを確認してから開設を検討してみましょう。
また、簡単にネットショップが開設できる「BASE」というサービスを利用すれば、無料でサイト制作が可能ですよ。
ハンドメイドで売れる商品の特徴
ハンドメイド制作で売れる商品には特徴があります。
特に人気のある商品を4つ紹介していきます。
特徴①:子ども向け作品
子ども向けのハンドメイド作品は一定の人気があり、売れやすいことが特徴です。
子ども向けの洋服からおもちゃまで、さまざまな作品に需要があります。
もともとは自分の子どもに作った巾着袋やバッグなどからヒントを経てハンドメイド作品として販売する作家も多いです。
子どもは成長とともにサイズが変わったり買い替え需要があったりするため、固定ファンに継続利用してもらいやすいという特徴があります。
子ども向け作品は、購入者の気持ちがもっとも理解できる子育て中のママにおすすめです。
特徴②:プレゼント向け作品
ハンドメイドは、他で手に入らない世界に一つだけという特徴がプレゼントに向いています。
他人とは絶対に被らないプレゼントをしたい方や、オーダーメイド作品を求める方がハンドメイド作品を購入しています。
作品に名前やメッセージを入れられるようにアレンジしたり、ギフトラッピングを可能にするなどオプション追加で売れやすくなるアイデアによって売れる作品を生み出せるでしょう。
また、結婚式のウェルカムボードやブリザードフラワーなどブライダル関連作品も需要が高くなっています。
特徴③:アクセサリー
ピアスやネックレスなどのアクセサリーも、ハンドメイド作品の中で売れやすい商品の一つです。
季節を問わずに一定の需要があり、バッグや洋服に比べると必要なスキルが少ないためハンドメイド初心者におすすめのジャンルです。
ただし、同じアクセサリーを販売するライバルが多く価格が下がりやすいというデメリットは理解しておきましょう。
これからハンドメイドを始めたい方はまずアクセサリー作品から挑戦してみると良いでしょう。
特徴④:生活雑貨
ここまで紹介した3つのハンドメイド作品よりは低いものの、生活雑貨は売れやすいジャンルの商品です。
生活雑貨は、イスや食器などの実用的なものから写真立てや置き時計などインテリアまで幅広い商品があります。
生活雑貨のハンドメイド作品は、機能性よりもデザインが重視されています。
機能性の優れた商品は大手メーカーが作製しているため、ハンドメイドには魅力のあるデザインと希少性に価値を感じる購入者が多いようです。
生活雑貨は、独自のコンセプトを持った作品や新しいアイデアを生み出すことが得意な作家さんにおすすめしたいジャンルです。
ハンドメイド初心者におすすめの売り方
これからハンドメイド販売を始める初心者が、売れる作家になるためにおすすめの方法を4つ紹介します。
経費を減らして販売する方法や集客の方法など、ネットで商品を売る基本的な知識が中心なので覚えておいてください。
売り方①:受注生産にする
まず、ハンドメイド初心者は受注生産にする売り方がおすすめです。
ハンドメイド作品は、材料費から制作に費やす時間まで、作品を作っているあいだはお金が1円も発生しません。
その経費を回収できるのは作品が売れたときのみです。
材料費と時間をかけて作った商品でも、売れずに在庫が残ってしまうと売上がマイナスになってしまいます。
ハンドメイド販売初心者のうちは、在庫を抱えるリスクを抑えるためにも注文を受け付けてから制作に取り掛かる受注生産がおすすめです。
受注生産にすると、見本となる商品を公開しておけば注文を待っているだけなので、材料費を削減できます。
ただし、購入から納品までに時間がかかるため購入されにくくなる可能性があります。
売り方②:レビューが増えるまで低価格で販売する
ハンドメイド販売専門アプリを使用する場合、購入者からのレビューが増えるまでは低価格で販売する売り方をおすすめします。
作品へのレビューは、ハンドメイド販売専門アプリやネットショップから購入したユーザーが記入して反映されます。
ネット販売では実際に商品を手に取ることができないため、作品を買った購入者からのレビューや口コミが信頼感を生み、売上増加につながっていきます。
ハンドメイドのネット販売を始めたばかりのころは利益よりもレビューを増やすことを意識した販売が必要です。
レビューを増やすためには、想定より低い価格に設定して販売数を伸ばす方法がおすすめです。
同時に、レビューの数だけではなく高い評価をもらうことも必要です。
低評価が続く場合は、作品のデザインや商品説明文の見直しが必要かもしれません。
ただし、いくら低価格といっても原価を下回るような販売方法は避けましょう。
売り方③:SNSを利用して集客する
作成したハンドメイド作品をTwitterやInstagramなどのSNSを利用して集客をしていきましょう。
ハンドメイド販売専門アプリ内だけで作品を発表するのではなく、外部サービスのSNSで作品を紹介することで今までハンドメイドに興味のなかったユーザー層にも作品を知ってもらう機会となるでしょう。
単純にSNSで作品を公開するだけではなく、他の作家さんやハンドメイド好きのユーザーとコミュニケーションを取ることが集客につながります。
作品だけでなく作家の人柄を伝えることで、作家の直接的なファンを増やし作品の売れ行きにも影響していきます。
一方で、SNSを始めることで他人とのコミュニケーションに時間がかかったり見たくないネガティブな意見が目に入ってしまう可能性があります。
SNSが苦手だという方や作品の制作に集中したい方には必須の方法ではありません。
無理せずできる範囲で運用していきましょう。
売り方④:作りたいものではなく売れるものを作る
ハンドメイド販売を事業として行いたいなら、ご自身が作りたい作品ではなく売れる作品の制作を意識しましょう。
これから売れるハンドメイド制作をしていきたいのなら、購入者がどのようなハンドメイド作品を求めているのかを事前に調べるところからがスタートです。
調べて売れそうな商品の中から制作できそうな作品を制作することが事業として売れるための方法です。
作家の作りたいものを作って売れることが理想ですが、その作品が世間の需要がある作品なのか見極める力が必要です。
まずは、副業として確実に売れる作品を作り、収入を稼いでから本当に作りたいものを自由に作っていきましょう。
ハンドメイド作品をさらに売れるようにするコツ
先ほど紹介したおすすめの売り方だけでなく、ここからは作品をさらに売れるようにするコツを3つ紹介していきます。
できる範囲で参考にしてみてください。
コツ①:写真にこだわる
ネットショップやフリマアプリでハンドメイド作品を販売するときにもっとも重要となるのが作品の写真です。
いくら素敵なハンドメイド作品でも写真がボケていたり、色味がわかりにくいことが原因で売れにくくなってしまいます。
売れやすい写真を撮るコツは次の4点です。
- ライトが当たりやすい場所で撮る
- 日光が当たる場所で撮る
- 撮影ボックスを使用する
- 明るさと彩度を上げる
作品の写真撮影に大切なことは、高級なカメラを使うことよりも明るさです。
iPhoneなどの高性能スマホを使っていれば、明るさの調整から撮影後の彩度調整が可能です。
古すぎるスマホを使っていない限りは、撮影のためだけに一眼レフカメラを用意する必要はないでしょう。
コツ②:サイズ感がわかる作品
作品のサイズ感がわかる写真や説明文を用意しましょう。
作品のサイズ感とは、「実際に買った作品を使うとどう見えるか?」「どうやって使えるのか?」というイメージを購入者に伝えることです。
このサイズ感と購入後のイメージが明確にすることが、作品の売上アップにつながるでしょう。
ネットで購入するハンドメイド作品は、実際に手に取って作品を確認できません。
だからこそ、手元に作品が届いたとき期待外れにさせない仕組みが必要です。
例えば、ハンドメイドのイヤリングをする場合、実際に作家やモデルが付けている写真を追加することで、購入者自身が付けている姿を想像できるような工夫をすることが大切です。
また、A4のノートやスマホなど誰でも知っていて比較対象にしやすい物と並べた写真を用意するテクニックでサイズ感を伝える方法もあります。
コツ③:売れるキーワードを入れる
作品の販売ページやタイトルに関連するキーワードを入れることで、ハンドメイド作品がさらに売れやすくなります。
キーワードとは、その作品の特徴を表す言葉のことです、
特徴を文字に表すことで購入者が製品のイメージをしやすく、商品検索に表示されやすいという2つのメリットがあります。
例えば、子ども用の「積み木のおもちゃ」を販売する場合「子どものおもちゃ」というタイトルで販売しているだけでは、具体的にどんな作品なのかわからないですよね。
また、「おもちゃ」以外の言葉で検索した場合にも表示されないため、大切な販売チャンスを逃すことにもなってしまします。
作品の「材質」「モチーフ」「イメージした動物」など検索されそうなキーワードをタイトルと商品説明文に入れるだけで、検索にヒットしやすくクリックされる回数も増加します。
キーワードの入れ方がわからない場合は、同じような作品を販売しているライバルのタイトルや説明文を確認して、売れるキーワードをリサーチしましょう。
タイトルや説明文をすべてマネするとパクリを疑われますが、キーワードをマネするだけなら問題ないでしょう。
ハンドメイド作品を売る際の注意点
オリジナルのハンドメイド作品を継続して売っていくには、いくつかの注意点があります。
ここで紹介する2つは特に大切な内容なので、事前に理解しておきましょう。
注意点①:著作権侵害
作品を販売する場合、特に注意すべき内容は著作権侵害です。
オリジナルのハンドメイド作品でも、既存のキャラクターを使用したりロゴを使用することは、著作権の侵害にあたります。
また、キャラクターを模倣(マネ)して作ったハンドメイド作品を販売したり、他の作家さんの作品をマネして販売することも著作権の侵害になる場合があります。
ハンドメイド販売は、基本的にすべてオリジナル作品に限られます。
気軽な気持ちで他人の作品や制作方法をマネして販売するとトラブルの元になるため注意してください。
著作権侵害についてよくわからない方でも、ハンドメイド作品を販売してお金を稼ぐ予定なら、事業者として最低限のルールを学んでからスタートしましょう。
注意点②:作品をマネされることがある
ハンドメイド販売では、ご自身で制作した作品が他の作家にマネされて販売されることも考えられます。
作家の大切なオリジナル作品を勝手にマネしてお金を稼ぐことは許されない行為です。
著作権侵害が疑われる作品を見つけた場合、「損害賠償請求」や「販売差し止め」などの適切な対処をしていきましょう。
しかし、ハンドメイド作品は著作権の線引きが曖昧であり、人気作家になればなるほど作品をマネされるリスクは高まります。
パクリ作品の流通は個人の手では完全に防ぐことはできないと理解しておいてください。
作品だけでなく作家を愛してくれるファンを作ることで他の作家との差別化を目指していきましょう。
まとめ
ハンドメイド作品を販売する方法と、作品が売れるためのコツを紹介してきました。
現在は、フリマサイトやハンドメイド専門販売アプリの登場で、どこに住んでいる作家でも全国のユーザーにご自身の作品を販売できるようになりました。
オリジナル作品を販売したい方はもちろん、自宅でできる副業を探していたという方にもハンドメイド販売はおすすめです。
ハンドメイド販売の副業に興味のあるかたは、ここで紹介した売れるためのコツを参考にして制作・販売に挑戦してみてください。
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