ヤフオクには、メルカリなどの他サイトにはない強みがあります。
それは、独自のオークション方式と利用者数です。
これから先もヤフオクを使用して販売する利用者は増えていくと考えられます。
「ヤフオクを始めるメリットを具体的に知りたい」「ヤフオクを始めてお小遣いを稼ぎたい」
今回は、そんな初心者向けにヤフオクの始め方から売れやすくなるコツまでを解説していきます。
目次
【体験談】ヤフオクの始め方を学んで副業収入月2万を達成した経験
まずは、筆者のプロフィール紹介から、ヤフオクを使って副業収入を稼ぐまでの体験談を紹介します。
筆者プロフィール
筆者は、北海道で2人の子供を育てながらフリーランスとして生活している31歳の男性です。
インターネットを使って収入を稼ぐネットビジネスを中心に収入を稼ぎながら、個人でのお金の稼ぎ方を発信しています。
サラリーマン時代からネットビジネス副業や投資を始め、約5年の時間をかけて収入を増やし、会社を退職しました。
ヤフオクを始めたのは約3年前、自宅の不用品を売るためにメルカリと同時に登録したことが始まりです。
自宅にある不用品販売からヤフオクを始める
メルカリと同時に登録したヤフオクですが、当初はヤフオクのオークション方式の仕組みを複雑に感じ、メルカリを中心に販売していました。
メルカリには当時から現在まで続く「値引き交渉コメント」の文化があります。
「値引き交渉コメント」とは、出品価格として設定している価格に対して、「値引きしてください」と直接コメントが送られてくることです。
メルカリは、このコメントに応じて値引き販売することが当たり前だったのです。
しかし、筆者は金銭面で生活に困っていたため、コメントにより値引きしなければならない文化に嫌気が差していました。
そこで、利用し始めたのがヤフオクです。
ヤフオクは、始め方を学べばオークション方式でも難しくなく、初心者でも利用可能なサービスです。
何よりも値引き交渉のコメントがなく快適です。
その後は、メルカリよりもヤフオクを中心に自宅にあった漫画やゲームなどの不用品を販売していました。
自宅から不用品が減ることで家の中がスッキリし、同時にお金を手に入れることができました。
ヤフオクの始め方を学んで副業収入月2万を達成
ヤフオクで不用品販売を中心に行っていた筆者ですが、当然ながら自宅にある不用品は少なくなってきます。
「自宅にはもう売れるものがない」そう思いながらインターネットでヤフオクの有効活用方法を調べていると、ヤフオクで「安く商品を仕入れて売る」という方法を見つけました。
自宅に売れる不用品がないのなら、売れるものを安く買えば良いという新しい発想です。
相場よりも安く出品されている商品をネットや実際の店舗で見つけたときに購入して売るだけなので、仕組みはシンプルです。
筆者は、この方法だけで副業収入月2万円を安定して手に入れることができました。
その後も、ヤフオクだけでなくAmazonを利用して販売する副業「せどり」に挑戦し、大きく副業収入を伸ばしていった経験があります。
もし、筆者と同じように副業収入を稼ぎたい方も、まずはヤフオクの始め方と売り方を覚えることが基本です。
この先では、実際にヤフオクで出品してから売るまでの具体的な方法を解説していきます。
ヤフオクの始め方:準備編
ここからは、具体的なヤフオクの始め方を紹介していきます。
まずは、ヤフオクの利用条件から登録までの準備を解説します。
準備編①:利用条件と利用手数料を確認する
ヤフオクを利用するためには一定の条件があります。
ヤフオクの利用条件
- 15歳以上
- 日本語でコミュニケーションがとれる人
- Yahoo! JAPAN IDを作成できる人(無料)
ヤフオクでは、出品者に対して以下の利用手数料が発生します。
- 通常会員:商品価格の10%(税込)
- Yahoo!プレミアム会員:商品価格の8.8%(税込)
Yahoo!プレミアム会員とは、Yahoo!JAPANのさまざまなサービスを月額462円(税抜)で利用できる有料会員サービスです。
ヤフオクを今後継続して利用する意思がある方は、Yahoo!プレミアム会員になっておくことをおすすめします。
なぜなら、Yahoo!プレミアム会員以外では、「複数出品」や「自動再出品」などの一部機能に制限があるからです。
無料の通常会員のまま利用することも可能ですが、商品が売れにくいだけでなく、終了したオークションの再出品を手作業で行う必要があるなどの手間が発生するためおすすめしません。
準備編②:登録、出品者情報の入力する
Yahoo! JAPAN IDを作成したら、次にヤフオクに登録して出品者としての情報を入力していきます。
この出品者情報は、氏名、住所、電話番号などの基本的な個人情報のことです。
個人情報の登録完了後は出品者としての「自己紹介」を登録していきます。
ヤフオクでの「自己紹介」は出品者としての信頼に関わる情報なので、スキップせずに必ず入力していきましょう。
自己紹介欄で購入者に対して伝えたい情報は「安心感」です。
商品の購入を検討している利用者は「この出品者から買っても大丈夫だろうか?」「ちゃんと商品が届くのだろうか?」という不安を少なからず持ちながら商品を見ています。
簡単で良いので、ご自身がどのような人なのか、購入された商品をいつ発送できるのかを必ず明記しましょう。
また、商品の梱包方法や発送方法などが事前に想定できる場合は、自己紹介欄に記載しておくことで購入者を安心させることができます。
ヤフオクに出品者登録をしたばかりのアカウントは、今までの販売実績がないため出品者としての信頼感がゼロの状態です。
販売実績がない初心者のときは確実に売れにくくなっています。
購入者を安心させる自己紹介を意識して書くことが売れる可能性を高めることにつながります。
ヤフオクの始め方:出品編
ヤフオクに出品者登録ができたら、実際に商品を出品していきましょう。
ここからは、3つの具体的なヤフオクの出品方法を紹介します。
出品編①:商品の写真を撮影する
ヤフオクで商品を出品するときに重要なのが商品の写真です。
出品している商品の状態や情報がハッキリとわかる写真を用意しましょう。
ヤフオクでは、一つの商品に対して設定できる写真の枚数は10枚です。
特に、1枚目に表示される写真は商品の顔となる画像です。
1枚目には、ひと目でどんな商品かを理解できる全体写真を用意しましょう。
また、商品によっては「型番」や「商品コード」が記載されている場合があります。
型番がハッキリと見える写真を用意することで、購入者の安心感と購買意欲につながります。
出品編②:商品の状態と情報を入力する
ヤフオクで出品する商品がどのような状態かを入力します。
商品状態とは、「汚れの有無」や「傷の有無」などを事前に決められた6段階の評価基準から選択することです。
新品と同様な状態なのか、それとも傷だらけで状態が悪いのかによって価格設定から売れ行きまでが大きく変化します。
設定の際の注意点として、この商品状態はご自身の主観で決めるのではなく、同じ商品の出品者を参考にして決めるようにしてください。
また、商品状態と同時に商品受け取り後の「返品の可否」を設定する必要がありますが、初心者のうちはトラブルを避けるためにも受け付けない設定にしておくことをおすすめします。
出品編③:出品方式と価格設定を選択する
続いて、ヤフオクで出品する商品の出品方法と価格設定を選択していきます。
ヤフオクの出品方式には、「オークション方式」と「フリマ方式」の2種類があります。
「オークション方式」では、複数の購入者による入札方式でもっとも高い価格で入札された価格が落札価格となるため、出品者には価格のコントロールがしにくいという特徴があります。
また、希少価値の高いプレミア商品では、入札が増加することで予想よりも高い価格で落札される可能性があります。
オークション方式の場合、出品から13時間〜1週間後までの間で自由に終了時刻が設定可能です。
「フリマ方式」は、出品者が事前に購入価格を決めて販売する方法なので、誰かが購入した時点で取引が確定することが特徴です。
出品した価格で購入したい人が見つかった時点ですぐに取引を完了できるため、商品を早く売り切りたいときや今後の価格上昇に期待できない場合は、フリマ方式での出品がおすすめです。
フリマ方式の場合、出品からちょうど1週間が経過で自動的に出品が終了する設定となっています。
ヤフオクの始め方:発送編
ヤフオクに出品した商品が売れたら、次は購入者のもとへ商品を発送しなければなりません。
ここからは、商品の発送方法を3つに分けて解説します。
発送編①:発送方法を選択する
ヤフオクで売れた商品の発送は、出品者の判断で郵便局や配送業者が行っているさまざまな配送サービスを選択できます。
配送サービスの知識が浅く、ヤフオクを始めたばかりの初心者はコンビニ発想が可能な「ヤフネコパック」がおすすめです。
ヤフネコパックでは、商品のサイズに合わせて簡単に発送料金から配送方法を選択できるため、初心者でも利便性が高いことがメリットです。
ヤフオクでは、荷物のサイズと重さを入力するだけで最適な配送方法を検索できるサービスもあります。
このように、初心者でも心配不要で発送可能なサービスが充実しています。
作業に慣れるまではヤフネコパックを利用した発送をおすすめします。
発送編②:商品を梱包・発送する
売れた商品の発送方法が決定したら、次に商品を梱包して発送していきましょう。
ヤフオクでの梱包で主に意識することは「水濡れ防止」と「破損防止」の2点です。
水濡れ防止には、商品を梱包用プチプチかビニールに包むことで十分な対策ができます。
破損防止には、商品の壊れやすさに応じてプチプチや緩衝材を増やすことで対策するのが一般的です。
どちらもホームセンターや100円ショップで購入できるため、出品商品に合ったサイズを用意しておきましょう。
ここまでの梱包ができたら、あとは商品を発送するのみです。
先ほど紹介したヤフネコパックを利用すると、コンビニか宅配便営業所に商品を持ち込むだけで発送が完了します。
購入者に発送完了を伝えることを忘れないようにしてください。
発送編③:相手の評価を入力する
発送が完了して購入者が商品を無事に受け取ったことがわかると、取引は終了です。
取引終了後、初心者が忘れがちな作業が取引相手の評価入力です。
ヤフオクでは、取引相手を評価をしないことも選択できますが、無事に取引が完了した場合は忘れずに相手に良い評価をつけるようにしましょう。
なぜなら、自分から評価をすることで、相手が評価を返してくれる可能性が高くなるからです。
ヤフオクでは、出品者としての過去評価が信頼に直結します。
評価を増やすまでに時間がかかる初心者のうちは、積極的に相手を評価していきましょう。
ヤフオクで出品した商品を売れやすくするコツ
ヤフオクでは、出品商品を売れやすくするためのコツがあります。
1日でも早く、1円でも高く商品を販売するコツを3つ解説します。
コツ①:送料込みで出品する
ヤフオクでは、商品の価格以外に「送料込みの価格にするか」「送料別で購入者負担にするか」を出品時に選択できます。
出品した商品を売れやすくするためのコツは、送料込みを選択する方法が効果的です。
特に、ヤフオクのオークション方式では送料別となっていることが多いため、送料込みで出品すると他の出品者と差別化が可能です。
一方で、フリマ方式では送料込みで出品される商品が多いため、送料別の商品は売れにくいという特徴があります。
いずれにしても、ヤフオクでは送料込みの出品が売れやすくなることを覚えておきましょう。
ただし、送料込みでは出品者が送料を負担するので、送料分の売り上げが減少することを理解しておく必要があります。
コツ②:女性向け商品はフリマ出品する
女性向け商品は、オークション方式ではなくフリマ方式で出品することが売れやすくするコツです。
なぜなら、女性はメルカリやジモティーなどフリマタイプサイトでの購入経験が多く、オークション形式での購入に慣れていないからです。
今後もこの傾向は続いていくと考えられるため、購入者層を意識した出品が大切になってくるでしょう。
ヤフオク初心者のうちは、男性向け商品にはオークション方式、女性向け商品にはフリマ方式など大きく分類して出品することをおすすめします。
その後、どちらの販売方式にも慣れてきたら商品に合わせて出品方式を変化させていきましょう。
コツ③:販売終了時刻を夜9時前後に設定する
ヤフオクでは、出品者の希望時刻にオークション終了時刻を設定できます。
この出品時刻は利用者がもっとも多いと言われている夜9時前後に設定することが商品を売れやすくするコツです。
夜9時前後は閲覧者が多く入札が入りやすいため商品が売れやすい傾向にあります。
もちろんこの時間はライバルも多いため商品によって効果はさまざまですが、ヤフオクを始めたばかりの初心者はまず夜9時の設定から始めてみてください。
見ているユーザーが少ない時刻に設定すると、誰からも反応されずにオークションが終了するということになりかねません。
また、フリマ方式の場合は終了時刻ではなく出品時刻を夜9時前後にすると多くの人の目に留まりやすいため、売れやすくなる傾向があります。
ヤフオクを始めるメリット
リサイクルショップで商品を売るよりもヤフオクを利用して商品を販売するメリットを3つ紹介します。
なぜヤフオクを使うべきかをもう一度おさらいしていきましょう。
メリット①:好きな価格で売れる
ヤフオクでご自身の好きな価格で販売すると、「高単価で販売できること」と「相場を知れること」という2つのメリットを得られます。
リサイクルショップで不用品などを販売する場合、売却する価格を決めるのはリサイクルショップ側であり、価格の調整をすることはほぼ不可能です。
しかし、ヤフオクを利用するとご自身の好きな価格を設定して売ることが可能です。
設定した価格が市場価格よりも高く設定しすぎていると、商品はいつまでも売れずに在庫が残ってしまいます。
一方で、相場よりも安すぎる価格を設定すると、即購入され転売に利用されてしまうでしょう。
このようにヤフオクを利用するだけで、単純に高い価格で販売できるだけでなく小さな商売経験を積みながら商品の相場を知ることができます。
相場を知ることは、どんな商売にも生かされる貴重なスキルです。
特に、転売などの副業を検討している方は必須の能力となるでしょう。
メリット②:利用者が多い
ヤフオクは、メルカリに次いで利用者の多い個人間売買プラットフォームです。
特に、他のフリマサイトでは行っていないヤフオク独自のオークション方式にはコアな利用者が多いです。
出品商品が予想以上の高値で売れるということも頻繁に起こります。
古い商品やプレミア価格になりそうな商品を積極的に出品することで思わぬ高単価での販売ができるかもしれません。
Yahoo!という巨大企業が運営しており、独自のオークション機能がある限り今後も利用者は増加していくと考えられます。
同時に利用者が増加しているメルカリと並行して利用することで、互いのメリットを生かした販売手法を見つけられるでしょう。
メリット③:相場より安い商品を見つけやすい
ヤフオクは、一定期間でオークションが終了したり、出品が取り消される仕組みになっています。
この機能は他のフリマアプリにはない機能です。
そのため、無期限で出品可能なメルカリなどのフリマアプリよりも商品の入れ替えが激しいことが特徴です。
終了時刻が近付くことで値下げされる商品があったり、オークション終了時刻間際に安く落札できる商品も多くなっています。
副業で転売をしたいと考えている方は、ヤフオクを中心に安く商品を仕入れることをおすすめします。
ヤフオクを始める際の注意点
ヤフオクを始める際に注意すべき点が3つあります。
それぞれを詳しく紹介していきます。
注意点①:梱包・発送の手間がかかる
ヤフオクは、リサイクルショップに売る場合と違い購入者に商品を直接届ける手間が発生します。
商品が売れるたびに一つひとつの商品を梱包し、コンビニや郵便局に持ち込みます。
この手間を、普段の生活にプラスして行う必要があるため労力がかかります。
仕事が忙しい方や、コンビニや郵便局などへ配送に行くことが困難な方のヤフオク利用はおすすめできません。
注意点②:悪い評価が多い出品者には注意
ヤフオクでは、出品と購入を利用するたびにアカウントに評価が蓄積されます。
蓄積された過去の評価が悪い出品者には注意が必要です。
購入後に送られてきた商品が画像と違ったり、説明よりも状態が悪かったりというトラブルの原因となります。
商品を購入する際は、出品者の評価を必ず確認してから購入しましょう。
また、評価の悪い購入者にも注意が必要です。
購入後のキャンセルや返品が多いクレーマーも多いため、危険なアカウントに遭遇したらすぐにブラックリストに入れて対処しましょう。
ヤフオクのブラックリストは相手に知らせずに登録でき、入札や購入を自動的に拒否できる機能です。
トラブルを防ぐため、積極的な使用をおすすめします。
注意点③:偽造品・コピー品に注意
ヤフオクは、プロの中古販売業者から素人までさまざまな人が商品を販売しています。
もし、誤って偽造品やコピー品を購入してしまい、それに気付かず他人に転売すると販売したあなたが処罰の対象となる危険性があります。
特に、ブランドバッグや財布などの偽造品が多く流通している商品は特に注意が必要です。
ヤフオク初心者のうちは、ブランド品の購入や高額商品の出品を避けることでトラブルを防ぐことができます。
まとめ
ヤフオクの始め方から出品方法、売れやすくなるコツまで紹介しました。
近年は、メルカリなどのフリマアプリが人気ですが、実はヤフオクのオークションはコアなファンや転売目的のユーザーにまだまだ人気があります。
筆者のように転売をして副業収入を稼ぎたいという方だけではなく、自宅にある不用品を販売したいという方もリサイクルショップの利用を一旦我慢しましょう。
やってみて向いていないと感じたらすぐに辞めることも可能です。
まずは、ヤフオクにひとつ出品してお小遣いを稼いでみてください。
なお、筆者がせどりで稼げるようになったときの体験談はこちらで紹介しています。
併せてチェックしてみてくださいね。