副業にできるジャンルはさまざま
世の中が副業解禁に向けた動きが徐々に加速していく中、実際に副業を開始した人やまた、すぐにでも開始したいというビジネスマンも増加しています。
しかし、いざ副業をやろうと決めても何に手を出したらいいかわからないという人も多いのではないでしょうか。
特殊なスキルや豊富な人脈や独立できるほどの経験がないと副業は成り立たないと思われがちですが、実際に行われている副業を見ると特殊なスキルも人材もそろっていない中で始めている人が大勢います。
副業はその事業で生計を立てるほどの収入を得なくてもよい点から非常にニッチなジャンルを攻めたり、短いわずかな時間だけ働くというような柔軟な稼ぎ方ができます。それは「好きを仕事にする」ができるのが副業といえるでしょう。
実際にどのような副業が行われているのか、いくつかの事例を紹介します。
スキルと隙間時間を生かす副業
ちょっとした特技はあるけれど、まとまった時間を副業にさけない。細切れの時間しか確保できないという人はその細切れの時間を生かしてみましょう。
副業の入り口として注目されているクラウドソーシングの活用は近年の副業の中でも王道といえる手段でしょう。文章の作成、プログラミング、翻訳といった特技を生かして細かい時間を使って収入を得ることができるでしょう。
写真撮影が特技なら、「PIXTA」「スナップマート」といった写真販売サイトに作品を登録して直接販売するのもよい方法です。イラストが得意なら「ココナラ」にサンプルをアップして似顔絵やアイコン、SNSのバナーなどの作成を受注するのがよいでしょう。
これらは特技を生かした上で短い時間で細かく作業した成果が収入につながるため、忙しいビジネスパーソンにぴったりな副業といえるでしょう。
体を張る副業
目立ったスキルはないけれど、体は丈夫!というような人はぜひその体力を生かしましょう。
高給アルバイトとして有名なのが引っ越しで2~3月は引っ越し屋の繁忙期であり、この期間は時給が大幅アップする会社も多数。残業も多くなる傾向にあるため、短期間でもしっかり稼ぐことができるでしょう。
謎のバイトとして話題に上がるのが薬の被験者となる治験です。一見危険性が高いように思えますが、すでに多くの実験を繰り返した新薬のみが治験の対象になります。最後の実験段階でのみ一般被験者が参加するため、危険性はほぼないといってよいでしょう。
通院タイプの場合は通院1回数千円で、入院タイプでは1泊当たり15,000円前後の報酬が出ます。入院期間中は定時の食事と血液採取以外はほとんどが自由時間となり備え付けのテレビやマンガ、雑誌を見て過ごす人が多いようです。
もちろん、自由時間は試験勉強や読書といった学習にあてることもPCを持ち込んでライティングやプログラミングといった別の副業を行うことも可能なので、他の副業と組み合わせて2倍の収入を得るのもよいでしょう。
近年注目されているのが登録制のフードデリバリーです。活動できる時間帯を登録しておけば、その間に配達の注文があった店舗からお客さんまで食事を届けることで報酬を得られます。
エリアや時間帯によって注文数に偏りがあるため、いつでもどこでも稼げるわけではないようです。しかし働く時間帯を選びやすいことや徐々に需要が高まってきている仕事なので副業として収入を得やすいでしょう。
話のタネになる副業
副業を通じて知らない世界を見てみたいというのも、副業を始める理由として立派なものです。話のタネになるような変わった仕事に触れてみましょう。
意外とニーズがあるのが結婚式の代理出席。新郎側と新婦側で人数が合わず、どうしても欠かせない立場の人が来られないなどのさまざまな事情で代理の出席者を出さないといけないときに、その穴を埋めることが求められる仕事です。
ただ座っていればよいというわけではなく、ある程度与えられた役割を演じてルールやマナーを順守することが求められます。
試験監督も普段知られていない世界を見ることができる副業の一つです。スーツに身を包み、厳粛な空気の中で試験者を監督することは一般的な職業では味わえない独特の緊張感があるでしょう。
オタクな趣味を収入につなげるのなら、プラモデルの制作代行やスマホゲームのリセマラ代行といったことも需要があるようです。レアなアイテムの購入代行も知識を生かした副業の一つです。
副業は主な収入源となる本業があるからこそ、本業にしにくいことも収入につなげられるメリットがあります。特技を生かすもよし、興味本位で手を出してみるもよし。副業のスタイルは一つではありません。ぜひ自分が楽しめ、さらに収入にもつながるような副業を選んでみてください。
<参考リンク>