インターネットやアプリの普及により、好きなことを仕事にしたり得意を売ることで収入を稼いでいる人が増えています。
それは、モノではなく得意やスキルという目に見えないモノの需要が増えているという証拠でもあります。
そこで、この記事では得意なことやスキルのある人が、その商品を「どうやって売るのか?」そして「どこで売るのか?」までの具体的な方法を紹介していきます。
幅広い内容に合わせた売りかたを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
筆者プロフィール
筆者は、2年前からフリーランスとして働いている30代前半のWebライターです。
サラリーマンとして働きながら休日のみを使ってインターネットを使用した副業を行い、約5年で脱サラした経験があります。
現在は、個人が得意やスキルを活かしてお金を稼ぐ方法を紹介したり、会社に縛られない生き方を達成するための情報をまとめるライターとして活動しています。
ちなみに、筆者がいつも使っているiPhoneケースは、イラストを描くのが得意な友人から売買アプリを通して購入しています。
この友人もイラストの得意を売る方法でお金を稼ぐことに成功した人の一人です。
自分の特技や得意を売るためのコツ
世の中には、誰にも負けない自分の特技や得意がある人ばかりではありません。
ここではちょっとしたコツで自分の得意を作り出して売る方法を2つ紹介します。
コツ①:本業を活かした内容を選ぶ
サラリーマンを本業として会社に勤めている人は、その業務内容や専門性を特技として活かすことはできないのかを考えてみましょう。
なぜなら、無理に仕事以外の分野で得意を探すよりも、本業に関わる内容で探した方が確実に効率が良いからです。
特技というと、一般的に趣味やスポーツのイメージがありますが、仕事に使用するスキルなども販売需要があります。
例えば、営業マンがプレゼンの攻略法を特技として販売すると、プレゼン方法に悩んでいた会社員が購入してくれる可能性があります。
また、仕事の業務でエクセルを使いこなしている人が、エクセルの使い方を学びたい人に対して家庭教師のように時間を売る方法もあります。
考えるとキリがありませんが、あなたの知っている情報やスキルを直接教えて欲しい人がたくさんいることは知っておきましょう。
ただし、本業で社外秘の情報を外部に公開するとコンプライアンス違反により問題になるため、販売前には細心の注意が必要です。
コツ②:得意を組み合わせて希少性を高める
本業を活かして得意を探すことをおすすめしましたが、次のステップは他の得意を組み合わせる方法が希少性を高めるコツです。
一見すると需要がないと思われる得意も、他の何かと組み合わせると価値が上がる場合があります。
筆者の例としては、Webライターとして文章を書きながら同時に投資家としても活動しています。
もともとは、個人で投資をしているだけだったので、それだけではお金にはなりません。
しかし、Webライターとして文章を書く得意と組み合わせたことで、多くのメディアで投資家Webライターとして仕事を受けることができました。
他に同じような得意を持つライターが少なかったので、スキルとは別の希少性で収入も上がりやすくなっていました。
このように、別々の得意を組み合わせることで売れるものはないか確認してみましょう。
得意を売るためのプラットフォームアプリ
ここからは、ご自身の得意をどこで売るのかを紹介していきます。
まずは、総合的に販売できるプラットフォームアプリを3つ紹介します。
何から始めたら良いかわからないというかたは、この中から使ってみてください!
アプリ①:ココナラ
ココナラは、ネット上で得意を売り買いできる日本最大級のスキルマーケットです。
ココナラが取引を仲介してくれるので、人と会わずに全てをオンラインのみで完結できることが特徴です。
音楽制作やナレーションなど、直接会わずに販売できる得意を売るのにおすすめのプラットフォームです。
直接会うことを前提とした商品の販売は禁止されています。
ユーザー数も170万人以上と非常に多いため、とりあえず登録したい方はココナラから始めてみることをおすすめします。
アプリ②:タイムチケット
タイムチケットとは、モノやスキルを売り買いするのではなく、個人の時間を30分単位で売り買いするサービスです。
時間を売るという性質上、直接会ったりオンライン通話をするビジネスコンサルティングや占いとの相性が良いです。
直接会わずにオンラインで完結するのが前提のココナラとは違い、直接会ってスキルや得意を売れることが特徴です。
絶対に相手に合わなくてはならないわけではなく、オンラインのみに指定可能なので販売商品に合わせて柔軟に対応できます。
特別なスキルの無い人は、LINEのやり取りのみで購入者の恋愛相談を聞くなど、少し勇気を出すだけで今すぐにでも始められるチケットを販売している販売者もいるので参考にしてみましょう。
アプリ③:BASE(ベイス)
BASE(ベイス)は、誰でも無料でネットショップを開設できるアプリです。
販売するだけでなく、自分だけの専門ショップを開設するので好きな商品を自由に出品できます。
SNSなどですでに見込み顧客がいたり、ホームページの代わりに利用したい方に向いているサービスです。
ネットショップは、ご自身のテーマに合わせて自由にデザインをカスタマイズできます。
また、クレジットカード決済やコンビニ支払いなど幅広く対応していることも出品者に嬉しい仕組みです。
イラストを売る方法
続いて、イラストを書いたり、ロゴやデザインをするのが得意な人におすすめの販売方法を2つ紹介します。
方法①:SKIMA
SKIMAは、個人で活動するイラストレーターがご自身のイラストやデザインを販売できるサービスです。
イラストの種類は、「イラスト」「デザイン」「キャラ販売」などに分けられています。
プロ仕様の高品質なイラストだけでなく、SNSアイコン用のイラストなどお手軽な案件の需要も多いため、得意なだけでも販売できるでしょう。
イラストが得意で、これからイラストレーターを目指したいかたは腕試しにぴったりなサイトです。
方法②:LINEクリエイターズスタンプ
LINEクリエイターズスタンプとは、コミュニケーションツール「LINE」で使用されるスタンプを個人でも販売できるサービスです。
LINEスタンプは、販売金額に応じてクリエイターに35%が支払われる仕組みです。
報酬としては少ないため収入は期待できませんが、SNSなどで話題になるとクリエイターとしての知名度アップにつながる可能性があります。
ただし、誰でも無料でスタンプを作れるためライバルが多く、拡散までのハードルが高いため注意が必要です、
とはいえ、無料で販売できるのでイラストが得意な人や独自のアイデアを持っている人はまず作ってみましょう。
LINEという日常的に使用するツールで、自身のイラストが使われる経験は自信にもつながるはずです。
ハンドメイドを売る方法
続いて、ハンドメイド作品を売る方法を紹介します。
ハンドメイド作品とは、企業が大量生産した商品ではなく、個人が一点一点手作りで作るオリジナル商品のことです。
ネットで何でも手に入るようになった現代において、ハンドメイド作品の需要は高まっています。
この時代の流れに乗ることで、売り方によっては月に5万円〜10万円程度の収入を目指すことが可能です。
方法①:メルカリ
メルカリは、日本最大級の個人間フリマアプリです。
もともとは、中古品や不用品の販売が主流でしたが、近年はハンドメイド作品などのオリジナル商品の出品にも人気があります。
メルカリは利用者が多いため、たくさんの人に見てもらえることがメリットです。
一方で、ライバルが多く低価格での取引になりやすいというデメリットもあります。
趣味でハンドメイド作品を作ったことがある人は、まずメルカリで出品してみましょう。
リアルな地域フリマに出店するよりも気軽に売ることができますよ。
方法②:minne(ミンネ)
minnne(ミンネ)は、60万人以上の作家が販売してきたハンドメイド作品専門の販売プラットフォームです。
作品だけではなく、作家と個人をつなげることをテーマに運用されることが特徴のサービスです。
そのため、話題になった作品だけでなくそれぞれの作家にファンが付きやすいため、その後のリピートにつなげることができるでしょう。
ハンドメイド作品を作るのが得意な人や、これから本格的に売っていきたい人なら必ず登録すべきサービスです。
方法③:creema(クリーマ)
creema(クリーマ)は、2010年から運営されているハンドメイド作品の売買プラットフォームです。
minnne(ミンネ)に似たサービスとなっており、販売システムや利用手数料などもほぼ同じ仕組みになっています。
creema(クリーマ)は、ネット上での売り買いだけでなく、リアルな大規模イベントも定期的に開催しています。
このイベントが盛り上がることによって、ネットでの集客やユーザー増加にも期待できます。
これからハンドメイド作品を売りたい人は、minneとcreemaどちらも登録してユーザーを逃さないようにしておきましょう。
どちらも同時に利用しながら、使いやすいプラットフォームを選択する流れがおすすめです。
家事や子育てを売る方法
誰にも負けない特技や得意なことは無いという人でも、家事や子育てを毎日行っている人も多いのではないでしょうか?
家事や子育ては周りと比較することが少ないため、ご自身でも気付かないうちに周りの人よりも得意と言えるスキルになっている可能性があります。
ここでは、家事や子育ての経験を活かして仕事にできるサービスを2つ紹介します。
方法①:CaSy(カジー)
CaSy(カジー)は、家事代行専門のクラウドソーシングサービスです。
掃除や料理だけは普通の人よりも得意という人も多いでしょう。
メリットは、時給1450円からと高水準なこと、週1日2時間から勤務可能なことです。
フルタイムで本業をしている人でも、週2時間からなら副業として始めることもできるでしょう。
ただし、CaSyは対応している地域が首都圏のみなので対象地域圏外のかたは注意してください。
方法②:キッズライン
キッズラインは、当日から予約可能なベビーシッターと家事代行マッチングサービスです。
働くためには、規定の面談や審査を通過することでサポーターとして利用できます。
時給をご自身で設定できるため、スキルに合わせた対価を受け取れることもメリットです。
ベビーシッターとはいっても、保育士資格などは必須ではなく、子ども好きな人なら登録が可能です。
資格はないけれど、子育てをしてきた経験があるお母さんや子どもを対象として仕事をしたことがある人が得意を仕事にできてしまいます。
また、ベビーシッターだけではなく家庭教師として子供に英会話や勉強を教えるサービスから家事代行まで、個人のスキルとニーズに合わせたさまざまな仕事が可能です。
キッズラインは、登録できる地域が拡大しており、週1回からの勤務が可能なので対象者が多くなっています。
まずは、ご自身の地域で登録できるかを確認してみてください。
Webスキルを売る方法
次に、Webスキルを売るための方法を2つ紹介します。
パソコン作業やプログラミングが得意な人におすすめな方法です。
また、この方法で得意を売ることができれば在宅ワークでの仕事も実現可能です。
方法①:ランサーズ
ランサーズは、2008年にサービスを開始したクラウドソーシングサイトです。
クラウドソーシングサイトとは、仕事を外注したい企業と仕事を受注したい個人が受注できるマッチングサービスのことです。
クラウドソーシングでは、プログラミング知識の必要な仕事は需要が多いため、仕事が途絶えることがないほどでしょう。
プログラミングができない人でも、文章を書くだけのライティングやデータ入力など、スキル無しでも始められる仕事も見つけられます。
まずは登録して、ご自身の得意を活かせる仕事がないか確認してみてください。
方法②:クラウドワークス
クラウドワークスは、ランサーズと同じくオンラインで受注と発注が可能なクラウドソーシングサイトです。
2011年からサービス運営を開始しています。
ランサーズと操作性などの細かな違いはありますが、基本的な操作や利用者層は同じと考えて良いでしょう。
大きな違いとしてわかっていることは、募集されている案件数が多いことです。
たくさんの中からご自身に最適な仕事を見つけたいかたは、クラウドワークスが合っているかもしれません。
在宅ワークや副業を探している人は、2つのサービスへの同時登録をおすすめします。
なお、クラウドワークスにはこちらから無料登録できますよ。
同時登録して、多くの仕事内容を確認することでご自身の得意なことに合った案件を逃さずに見つけることができます。
得意のない人がスキルを仕事にするまでの手順
続いて、得意なことや特技がない人が、ご自身でも気付いていなかったスキルを販売するまでの3つの手順を解説します。
実は、ご自身でも気付いていないだけで他の人が知りたい情報やコツを知っている人は多いです。
その得意を知って、欲しい人のニーズに応えるだけで、その得意は売ることができます。
それではスキルを売る方法を具体的に解説していきます。
手順①:無料情報を発信する
スキルを売るための最初の手順として、ご自身が知っている情報をとにかく出し惜しみせずにSNSやブログなどで発信してみましょう。
仕事を効率良くこなす方法や子育ての豆知識など、好きなジャンルで良いでしょう。
他人の目が気になるかたは匿名のアカウントでも良いので、とにかく情報を出すことだけを意識してみてください。
得意を売るための方法は、「他人を喜ばせる」「他人の疑問を解決する」の2つしかありません。
この2つに当てはまる何かを見つけられるまで、自分が知っている知識や情報を出していきましょう。
自分が過去に悩んでいたことは誰かの今の悩みかもしれないと考えると見つけやすいのでおすすめです。
手順②:攻略法やマニュアルを作る
次に、誰かの疑問を解決できる攻略法やマニュアルを作成していきます。
ここは、得意やスキルという目に見えない情報を商品にまとめていく作業です。
手順①の無料情報を発信するなかで反応がよかったり、誰かの疑問を解決できる内容はあったでしょうか?
もし、ご自身に向いていると感じた内容があれば、それを攻略法やマニュアルという売りやすい形にして販売する準備をしましょう。
まとめかたはそれぞれの得意分野によって変わりますが、基本的には文章としてまとめるのがおすすめです。
見本として、わかりやすいのが書籍です。
本屋さんで書籍を参考にしてわかりやすい構成を作ってみてください。
手順③:ファンが増えたら有料で販売する
無料情報を発信しながら誰かの疑問に応え続けることができれば、確実にあなたを信頼する人(ファン)がたくさん集まっているはずです。
そのファンに向けて、需要があると考えられる情報をまとめた攻略法やマニュアルを販売しましょう。
この方法を利用することで、形のない得意やスキルをインターネットで売ることに成功できます。
ただし、ここまで紹介した内容は基礎的な部分なので、得意分野や人柄によっても大きく変化します。
このような得意の売り方は、コンテンツ販売とも呼ばれており、近年は需要が上がっています。
販売先としては、自由にコンテンツを販売できる総合的なプラットフォームの利用がおすすめです。
得意を売る仕事の注意点
得意を売るという仕事はモノを販売することとは違うため、注意点があります。
ここでは、主に2つの注意点を紹介していきます。
注意点①:直接販売は避ける
SNSなどを利用して得意なことを発信をしていると、直接振り込みや直接会って売り買いしたいという購入者が現れます。
初心者のうちはこのような直接販売は避けておきましょう。
なぜなら、金銭トラブルや人的トラブルに巻き込まれる危険性があるからです。
そんな危険を冒さなくても安全で便利なサービスを紹介してきたので、その中から最適なものを利用しましょう。
注意点②:納期や販売内容は細かく設定する
スキルや得意を売るプラットフォームやサービスは、あくまで購入者と販売者を仲介するサービスです。
細かな納期や販売内容は、双方のやり取りによって決められることが多くなっています。
トラブルを防ぐためには、販売者が仕事として細かな部分まで規約や内容を定めておく必要があります。
特に納期は、認識の違いにより大きなトラブルになりやすいです。売買契約を結ぶ前に必ず確認しましょう。
まとめ
個人のスキルや得意を売るコツとそれぞれの得意分野に合わせた最適な販売方法を紹介してきました。
以前までは、スキルや得意という形の無い商品を売ってお金にすることは難しかったですが、今は時代が変化しています。
それは、インターネットサービスやアプリの普及により取引が簡略化されたことが理由です。
モノを売るだけの仕事から得意やスキルを売る時代へのシフトが進んでいます。
誰にも負けない得意分野がある人だけでなく、誰かの問題を解決できる知識を持っている人にとって大きなビジネスチャンスにな流でしょう。
スキルや情報を売る方法を実践して、世の中に役立てていただければと思います。
行動する自信がないかたは、まずはご自身が購入者として各サービスを使ってみてください。
地方での生活、育児・介護との両立など「地元ワーク」という新しい働き方を応援している「リモートビズ」では、IT関係の仕事を中心に場所を選ばない仕事を紹介してもらえます。Web系企業の直案件がほとんどで、高い報酬が特徴です。
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