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会社にとってもメリットのある複業人材 って?-アスリートから大学非常勤講師までー

複業の中には会社にとってもメリットのある分野があります。そのような人は会社にとって貴重な人材でしょう。会社が複業を認めざるを得ない分野でもあり、個人にとってハードルの高い分野もありますがさほどではない分野もあるのではないでしょうか。



会社にとってもメリットのある複業分野とは

会社にとってもメリットのある複業分野には次のようなものがあります。

①アスリート

大学の新卒で企業に入社する時に、大手企業など運動実績のある企業で実業団選手の採用枠があります。スポーツ選手を一般採用とは別枠で採用して入社後も企業により各種の条件の下で選手生活を保証するものです。採用には学生時代の運動実績が問われます。採用条件では、運動時間の保証や運動環境の提供、給料の保証などがあります。業務についてはほとんど行なわずスポーツに打ち込める形態から一般社員と同様に働きますが残業は免除されている場合など各様です。個々の選手においても異なるでしょう。選手は給料以外のスポーツ活動に関する報酬は受け取らないのが建前ですが、実際には実力や成績に応じてスポーツ手当が給料に上乗せされて支給されている場合もあります。

またマラソン選手で市民マラソンランナーの埼玉県庁に勤務する川内優輝さんは地方公務員の学校事務の一般採用で実業団選手でもありません。埼玉県立春日部高校の定時制の事務の仕事を普通に勤務しています(埼玉県教育局主事。2019年3月退職予定)。

このようなアスリートは企業名がマスコミで表示され企業広報の効果が大きく会社にメリットが多大です。今まで地味な扱いでしたがパラリンピック選手も2020年を控えて会社広報での役割が顕在化しています。

②大学非常勤講師

大学では現在キャリア教育が重視されています。進路設計に関するキャリアデザイン科目が必修科目になっている場合も私立大学では多くあります。学部としては社会科学系や人文科学系などが中心です。就職の場合のコースが特定せず幅広いからです。科目としてまとまっていなくても大学では専門学部も含めて、実際の社会の仕事を知るために企業の社員を講師として招いて、業界の現状や将来業務について必要な能力・知識など実際の仕事について直接話を聞くことは意義があると位置づけています。

業界としては文系ではホテル、観光、金融、流通などから、理系では製造業、IT、ハイテク技術などがあるでしょう。福祉などの専門学部では専門の法人などです。

講師の企業派遣の依頼は大学側から企業へ出される場合もありますが、企業の社員の側から大学に売り込む場合もあり得ます。

企業にとっては直接的に学生の就職リクルートにつながります。受講学生と企業派遣講師の人的関係ができリクルートに結びつくからです。

講師となった社員にとってはセミナー講師としての能力開発につながります。

 

③ビジネスコンサルタント

メーカーから流通業界へ製品知識や技術などの教育を行う場合があります。銀行など金融業から小売業などの指導をする場合もあるかもしれません。各種の中小企業支援の一環です。このコンサルティング活動を通して将来コンサルタントとして独立するキャリア開発になる場合もあります。

 

④商品宣伝関連

分野的には限定されますが勤める企業の商品を使用して結果的に商品の宣伝につながる場合です。食品会社の食品素材を使って社員が地域で家庭料理教室を開き、ホビー会社のホビー素材を使って手芸教室を開くなどの場合です。社員のソフト分野の能力開発にもつながります。

 

⑤地方自治体議員

企業の社員として籍を置いたまま休職して、地方自治体の議員選挙に立候補し当選すれば議員になるものです。企業の影響力の強い地域や企業城下町では行政と企業のパイプが強くなることは企業メリットがあります。総務部門の社員が業務で地域とのネットワークづくりを行う場合の発展などです。



まとめ

複業は社員自身が自ら能力開発を行うものです。会社が一部を除いて能力開発に資金を出しているものではありません。社員の側から情報を発信しそれに企業が乗るというものが今後もっと出てくるのではないでしょうか。社員個人の自己実現と企業メリットのマッチングができた場合に複業と企業メリットの一致が生まれます。



<参考リンク>

・「複業」って副業と違うの?

・オリジナリティのある副業起業―自分の体験を活かしたアドバイザー業務

・Sideline Interview003:バブリーたまみ氏(前編)

 

 


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