2019.01.24

豆知識/その他

オリジナリティのある副業起業―自分の体験を活かしたアドバイザー業務

オンリーワンの人生を送りたいと思いませんか?
それは自己実現の欲求です。自分は何ができ、何をやりたいかを、今までの人生体験から見出すことができます。人生体験で意味の無いものはありません。自分だけの貴重な体験と思えることは、セールスポイントになるものではないでしょうか。
さらに、逆転の発想で弱みであるマイナスの体験も強みに変えることができます。人生体験を活かしたアドバイザー関連の仕事は、リスクのない副業からでも始められます。



マイナスの体験もセールスポイントになる!

「親がいない、離婚歴がある、シングルマザーだ、父子家庭だ、借金がある、非正規雇用だ・・・」などマイナス体験を意外と多くの人が持っています。人には通常言わないことで他人が知らないだけです。
実例として中年男性で、2度離婚を経験し、2度目には父子家庭で子育て経験をした人がいます。彼はそれ以外にも大学時代の学生運動での逮捕歴、多くの転職暦もあり、いわば傷だらけの人生を送ってきましたが、50代から経営コンサルタント・人材教育の講師として、自分の人生の傷をむしろ売り物にして活躍しています。その特異な経験が人の興味を引き注目されるわけです。

離婚を経験した人だからこそ離婚アドバイザーになれ、肉親の死を体験した人だからこそグリーフカウンセラーになれ、病気でガンを体験し仕事に苦労した人だからこそキャンサーサポーターになれるのです。



アドバイザー、カウンセラー等は、自分で名乗ればなれるもの。

世の中にはいろいろなアドバイザーやコンサルタント、カウンセラーがいますが、そのほとんどは公的な資格には関係がありません。これらを職名、肩書を名乗るのは自由なのです。
商標登録されている既存の資格名とバッティングさえしなければ良いのです。離婚アドバイザー、グリーフカウンセラー、キャンサーサポーターのようなものです。一般化している職種名であれば問題もありませんし、人の知らない目新しい職種名であれば関心を持たれます。

離婚アドバイザーという職種が生まれてきたのも、離婚数が増え社会的にも後ろめたさが減り、その悩みが表面化し、市場が形成されてきたことが背景です。社会的ニーズはもともとあったのですが潜在化してものが時代とともに顕在化してきたわけです。顕在化してくれば仕事として成立する可能性が出てきます。同じ悩みを経験した人に相談を依頼しお金を払うのは受益者です。
離婚の問題に悩む人が、その解決のためにどうすれば良いのか相談する時に対価が発生します。もちろん離婚に関わる訴訟や調停になれば弁護士の仕事になりますが。また、社会的ニーズがあっても仕事になるかどうかは、お金がいたただけるのかどうかです。ボランティア性はあってよいのですが、仕事となれば持続性が重要です。仕事としてやる場合はビジネスとしてお金のいただける顧客対象であることか公的支援のある分野であることが必要でしょう。



副業でも専門家としての経験を積み上げる

自分の体験や、やりたいことを専門化し受注できるようにするには、やはり経験を積み上げていかなければなりません。

プロ占い師を目指すMさん(20代女性)は、OLの単なる事務の仕事に飽き足らず、劇団の魅力に取り付かれてしまいました。OLの安定した仕事を捨て、一度しかない人生を芝居による自己実現にかけました。
しかし、劇団の仕事も人間関係が複雑で、所属する劇団代表と人間的な意味でぶつかることがありました。また、劇団の仕事はあまりにも食べる職業とは縁遠く将来について迷う日が続きました。あるときコンビニでふっと手にしたのが占い専門雑誌でした。自分自身が人生に迷っていたかも知れないと言います。占いの広告を見ているうちに、もともと関心があった分野でもあり、占いの仕事は食べられる可能性があると思い、貯金をはたき占いの学校で勉強を始めました。

占いの学校を卒業後、占いの館などでの出店や電話占いの仕事に登録し最初のデビューを計りました。しかし、出店費用や仕事の紹介マージンの高さなどから限界を感じ、やはり営業がポイントだと思いビジネスの勉強もするようになりました。さらに、お金に困れば人材派遣などの仕事もして生活を支えました。
その後、インターネットでのメルマガの発行、ブログの発行などを通じて占いの相談を受けたり、自分で会場を借り面談での占いをするようになりました。やはりPR、営業がポイントと考えていますがコツコツとした積み上げが重要とがんばっています。

オンリーワンの仕事の立ち上げは今までにない新分野のユニークな職種名をアピールするのがポイントです。他人に興味を持たれるキッカケです。名刺にその職名をすりこんでアピールすることを考えてください。何かわくわくしませんか?
これは大きな自己実現への第1歩です。自分でその新しい分野を切り開いていくパイオニアになることです。

アドバイザー、カウンセラー等の仕事は、人との対面、関わりの中で成立し、そのプロセスそのものが生きがいであり、その結果はダイレクトに出ます。ユーザーが喜び満足してくれた結果は自分の喜びとなり、精神的報酬をも得ることができます。



 

<参考リンク>
Sideline Interview001:Eigtmedia Shino氏(前編)~パラレルワーカーShinoさんの「リストラ、ラッキー」な転機&徹底、時間節約術~

副業を始める時に重要な4つのポイント

「複業」って副業と違うの?

姉妹メディア『The Turning Point』より
TP Interview 005:株式会社家’s 代表取締役社長 伊藤昌徳(前編)~脱サラ後、手探りで地方起業に走り出し、地方創生のビジネスモデルを確立した経緯に迫る~

TP Interview 002:日替わりBar Tonzura オーナー 櫻井謙充(前編)~会社員生活を辞めて独立へ。自由を掴むための起業とは?~


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