Webライター未経験の方や初心者の方は、「稼ぐために勉強しておかないといけないことはあるかな?」と疑問に思っているのではないでしょうか?
確かに、Webライティングの基礎知識は身につけなければなりません。
ネット上で読まれる記事を書くためには、「PREP法」や「SEO対策」を勉強して理解している必要があります。
ですが、Webライターに必要な知識は難しいものではありません。
この記事では、どのような勉強をすれば稼げるWebライターになるのかを解説していくので、Webライターを目指す方は参考にしてください。
目次
筆者プロフィール
月収30万円を稼ぐフリーランスのWebライターです。
ランサーズ、クラウドワークスなどのクラウドソーシングを使った副業から始め、当時の副業の収入は5万円ほど。
今では独立して生計を立てられるWebライターになれたため、同じようにWebライターで稼ぎたい人のためにノウハウを公開しています。
この記事では、筆者が身につけて良かった知識や、どんな勉強をすれば高単価の仕事を受注できるWebライターになれるのかを解説していきます。
紹介する方法を実践し、Webライターで稼げるようになりましょう。
Webライターに必要な基礎知識
まずは、Webライターが勉強するべき基礎知識について解説していきます。
筆者が特に重要だと考えているのは、次の5点です。
- 論理性
- PREP法
- SEO対策
- WordPress(ワードプレス)
- 取材の方法
これらの知識が身についているだけで、文章の質がアップし、仕事の幅が広がります。
難しい知識ではないのに、高単価のライティング案件を受注しやすくなるので、勉強していきましょう。
論理性
Webライターが最初に勉強するべきなのが「論理的な文章を書くこと」です。
論理が破綻した文章で満足するクライアントは皆無だからです。
Webライティングにおける論理的な文章とは、伝えたい結論があり、その結論に対して「なぜそうなるのか」という理由や証拠がしっかりと説明されている文章のことです。
結論がいくつもある文章や、結論を説明する理由になっていない文章が入っている場合、Webライティングにおいては論理的ではありません。
例として、化粧水について紹介する文章の良い例・悪い例を比較してみましょう。
【良い例】
この化粧水を使うと、肌荒れが改善します。理由は、成分にビタミンCが豊富に含まれているからです。実際、私もこの化粧水を使って肌荒れが改善しました。肌荒れに悩む方には、この化粧水がおすすめです。
【悪い例】
この化粧水を使うと、肌荒れが改善します。しかも、値段が安いのでコストパフォーマンスが良いです。パッケージのデザインも素敵なので、使う度に楽しい気持ちになれます。肌荒れに悩む方には、この化粧水がおすすめです。
どちらの例も「この化粧水は肌荒れを改善してくれる効果がある」という結論です。しかし、良い例は「なぜ効果があるのか」を解説し、証拠を提示しています。
一方の悪い例は、値段やデザインといった効果とは無関係の内容であり、「なぜ効果があるのか」をまったく説明していません。
効果・値段・デザインと複数の結論を詰め込んだ文章になってしまっています。
良い例の方が説得力があるのは一目瞭然です。
良い例のように、1つの文章では1つの結論を設定し、結論の背景にある理由や証拠をしっかりと提示しましょう。
PREP法
論理的な文章を書くための簡単な方法が「PREP法」なので、Webライターを始めるなら必ず勉強しましょう。
仕事を発注するクライアントからも「PREP法で書いてください」と指定されることがあるため、身につけておいて絶対に損はありません。
PREP法のアルファベットは、それぞれ以下の英単語の頭文字を取っています。
- P:Point(結論)
- R:Reason(理由)
- E:Example(具体例)
- P:Point(結論)
PREP法は、「結論→理由→具体例→結論」という順番で文章を構成する方法のことです。
上述した論理性の項目で挙げた化粧水の例も、PREP法に則っています。
PREP法のメリットは結論を最初に述べるため、読者にメッセージが伝わりやすいことです。
最後にも言い方を変えて同じ結論を述べることで、読者の頭の中に結論が残りやすくなり、しっかりと伝わる論理的な文章になります。
PREP法を意識すると、文章が苦手な人も論理的な文章が書きやすくなります。
特に、クライアントから「何が言いたいのかわからない」といった指摘をされたことがある方は、PREP法を勉強して身につけましょう。
SEO対策
「SEO対策(Search Engine Optimization)」とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで、自分のサイトをより上位に表示させるための対策のことです。
検索結果で上位に表示されるほどクリックされやすいため、Webサイトの運営を行うにはSEO対策を行う必要があります。
なぜWebライターにSEO対策の勉強が必要なのかと言うと、記事制作の段階から検索で上位を取れるようにSEO対策を施す必要があるからです。
具体的には、以下のような対策を過不足なく施し、検索エンジンにとって「検索者のニーズに応えている記事」と判定されるようにしなければなりません。
- 検索されるキーワードを記事中で適切な回数・頻度で使用している
- 読み応えがあって読者が長く滞在する記事
- 参考となる記事へのリンクがあって回遊しやすい
上記はSEO対策の一部でしかなく、他にも勉強するべきことは数多くあります。
SEO対策を勉強するほど検索で上位を取りやすくなり、クライアントからの評価も上がるので高単価な案件を獲得しやすくなります。
WordPress(ワードプレス)の基本操作
クライアントからWordPress(ワードプレス)への入稿を指示されることが多いので、WebライターはWordPressの使い方を勉強して身につける必要があります。
WordPressは、Webサイトやブログを作れるコンテンツ管理システムのことです。
サイトの記事を制作するWebライターは、記事のエディタのようなものだと思っていただいて構いません。
Webライターに求められるWordPressの操作は難しくないので、少し勉強すれば問題なくできるようになります。
無料で使えるシステムなので、実際に触ってみて、1記事書く練習をしてみましょう。
WordPressで記事を執筆したり、画像を挿入したりする方法を勉強すれば、WordPressへの納品が必須の案件の受注ができるようになります。
WordPressが使えないと仕事の幅がかなり狭まってしまうので、基本操作を勉強して幅広く受注できるWebライターになりましょう。
取材記事の書き方
取材記事は高単価であることが多いため、取材記事の書き方を身につけて受注すれば、稼げるWebライターになります。
取材記事を書くために必要となる主なスキルは、次のとおりです。
- 記事の企画や取材対象の選定
- 取材対象とのアポ取り
- 取材対象についてのリサーチ
- 事前に質問を作成して共有
- 当日の取材(録音必須)
- 取材対象の写真の撮影
- 録音の文字起こし
- 原稿の執筆
- 先方への事実確認
以上のことを1人でこなすので、取材記事の執筆は高単価となります。
場合によっては、記事の企画、取材対象の選定、アポ取りはクライアントが行い、その後の仕事をWebライターが担うケースもありますが、大変さはあまり変わりません。
慣れていないと、取材対象の方の写真を撮り忘れり、インタビュー中にレコーダーの電池が切れて一部が録音できていなかったり、といったミスが起こります。
1人で書ける記事と違い、取材記事はやり直しがきかないので、書き方や必要な準備について勉強しておきましょう。
稼げるWebライターになるための勉強方法
これまで紹介したWebライターに必要な知識やスキルを身につけるためには、勉強をしなければなりません。
本を読んで独学したり、仕事を通じて腕を磨いたりする方法が考えられるので、勉強方法についても解説していきましょう。
本を読んで独学する
Webライティングに関する書籍は数多く出版されているので、独学で勉強しましょう。
書籍を読むことで、次のような知識を身につけることができます。
- PREP法など論理的な文章を書く方法
- 読者の目を引くタイトルの付け方
- 類似する記事と差別化する方法
このような基礎知識を身につけることで、わかりやすく読み応えのある記事を書けるようになります。
セミナーに出席する
WebライティングやSEO対策に関するセミナーに出席するのも、Webライターにとって勉強になります。
特に、SEO対策は日進月歩の分野で、書籍だと情報が古くなっているケースが多いです。
そのため、最新の情報を仕入れられるセミナーがおすすめです。
筆者の場合、SEO対策に強いWeb制作会社のセミナーに出席しています。
Webライターを対象としたものではありませんが、だからこそ、秘密のノウハウを知ることができます。
ブログを作る
自分でブログを作り、実践しながらWebライティングを勉強するのもおすすめです。
アクセス解析などを通じて自分のブログが読まれているか調べ、SEO対策など読まれるための工夫をすることで、Webライティングのスキルを高められるからです。
また、ブログがヒットしてインフルエンサーのような立場になれれば、いわゆる「おいしい仕事」もいただけるようになります。
筆者の場合、旅行サイトから記事の依頼があり、1泊2日の旅行に行ってきたことがあります。
記事執筆の報酬に加え、交通費・宿泊費・食費もすべてクライアントが負担してくれたので、ここだけの話ですがおいしい仕事でした。
このように、ブログはWebライターとしてのスキルを高めるとともに、仕事の幅を広げることもできます。
勉強の一環として、ブログにも取り組んでみましょう。
仕事を通じて腕を磨く
Webライターの勉強に最も良いのが、とにかく仕事に取り組むことです。
文章を書くことでしか文章力は上がらないため、Webライティングを受注して仕事をすればするほど、クライアントが満足する文章が書けるようになっていきます。
最初は低単価で初心者歓迎の案件に取り組み、Webライティングの経験を積みましょう。
上述した勉強と実践を並行することで、Webライティングの力は確実に身についていきます。
少しずつ単価の高い仕事にも応募して、稼げるWebライターになりましょう。
Webライターの勉強における注意点
Webライターが勉強する上で注意してもらいたいことが2つあります。
実践を重視することと、詐欺に騙されないようにすることについて解説していくので、自分が注意点に引っかかっていないか確認していきましょう。
勉強より実践を重視する
Webライティングの能力を高めるのに最も重要なのは実践です。
仕事を受注して納品し、クライアントから評価を得ることで、自分の改善点がはっきりするからです。
クライアントが求める記事と自分の成果物にはどのような違いがあるのかがわかれば、ギャップを埋めるための勉強や工夫をして満足度の高い記事を作れるようになります。
ところが、勉強ばかりしていると、自分の弱点を把握することができません。
早く成長するためにも、とにかく実践してクライアントを満足させることに重きを置くべきです。
詐欺に騙されない
Webライターを目指す方や初心者を狙った詐欺があるので、騙されないようにしてください。
例えば、Webライティングの教材の販売やセミナーの勧誘がありますが、高額なものは詐欺である可能性が高いです。
購入しても内容の薄い教材やセミナーであるか、お金だけ取られて逃げられます。
対価を支払って教材を買ったりセミナーに参加したりする場合、高額すぎないか注意してください。
稼げるWebライターになるための勉強代として適切かどうか、冷静に判断しましょう。
実績を積むおすすめクラウドソーシング
「勉強より実践が大切」と解説したので、Webライターが仕事を受注して実績を積むために使えるクラウドソーシングを紹介していきます。
ここでは、クラウドソーシング界で最大手の「クラウドワークス」と「ランサーズ」を紹介します。
クラウドワークス
クラウドワークスは日本最大級のクラウドソーシングサイトで、Webライティングの案件も充実しています。
さまざまなジャンルのWebライティングの募集があるため、Webライター初心者の方も取り組める仕事があるはずです。
初心者の方は、まずは「タスク」の仕事をこなしてWebライティングに慣れていきましょう。
低単価ですが、あまり高い品質は求められていない場合が多く、Webライター初心者でも十分に通用します。
ランサーズ
ランサーズもクラウドワークスに次ぐ大手のクラウドソーシングサイトで、大量のWebライティングの案件が掲載されています。
こちらも「タスク」という簡単なWebライティングの募集があるので、初心者の方におすすめです。
低単価ですがあまり高い品質は求められいない場合が多く、Webライター初心者の方で文章力があまり高くなくても稼ぐことができます。
まとめ
Webライターが身につけるべき基礎知識や勉強方法を中心に解説してきました。
勉強も大切ですが、Webライターにとって最も重要なのは実践です。
仕事を受注してクライアントに記事を納品し、フィードバックを得ることで自分の改善点をはっきりさせ、スキルを高めるために勉強すると良いでしょう。
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