副業には向いている人と向いていない人がいます。
本業としての収入のほかに隙間時間や休日を使って副収入を得る「副業」を行うサラリーマンが増えています。雑誌やテレビなどでも副業のススメとして多くの実例や手法が紹介されており、一過性のブームで終わらない程に多くの労働者の働き方の一つとして認知されています。
しかし副業は誰でも無理なく行えるわけではなく、求めれる資質や適正があるようです。どのような人が副業をすることに向いているのでしょうか。
目次
a.副業には「自主性」が必要
副業はメインの収入源である本業の他に、サブともいえるもう一つの収入源を持つことです。本業は所属している会社・団体によって、ある程度仕事は限定されますが副業を持つ場合にはまず何を副業にするかを決めるところから始めなければなりません。
副業の内容が決まった後も、制作活動や営業・販売活動や収入・支出の管理や確定申告などといった様々な手続きを自身で行わないといけません。副業が軌道に乗り収入が増えれば外注化という選択肢もありますが、スケジュールの管理は人任せには出来ないため、設定したスケジュールに従った運用をする自主性が求められます。
b.よりシビアになる時間のコントロール
副業はあくまで本業に対してサブの位置づけのため、本業に迷惑をかけるようなことがあってはいけません。とはいえ副業もお客様やクライアントがあって成り立つものが多いため、お相手を疎かにすることはできません。限られた時間の中で本業に影響を出さないように配慮して、副業でも落ち度を作らないためにはそれぞれの働く時間や対応できる時間のコントロールが重要になってきます。
本業が繁忙期のために残業になっても納期に影響がでないように副業の仕事量を減らしておくことや少々のトラブルがあっても納期・公開予定日に影響しないように副業の対応スケジュールを前倒しにしておくなど、常に余裕を持てるような業務量と時間のコントロールが必要です。
今だけ時間があるから、儲かるように目いっぱい副業を入れてしまいたいという気持ちをコントロールして適切な仕事量にできることが副業向きの資質といえるでしょう。
c.求められる「忍耐力」
副業と聞くと、本業に対してあくまでサブだからと軽く感じる印象がありますが、どんなに規模が小さくとも自分自身が責任を持たなければいけない立派なビジネスです。
請け負った仕事に対しては時に、徹夜をしてでも対応しないといけないようなケースが出てきたり、お客様やクライアントから理不尽な対応をされることもあるでしょう。そういったトラブルや困難からも「どうせサブだからどうでもいい」と逃げずに、しっかりと対応できる忍耐力が必須といえるでしょう。
副業種別求められる資質
ここまでは少し厳しい物言いになってしまいましたが、人の個性によって得意な分野・苦手な分野はどうしても存在します。
副業のジャンルによっても、この資質があれば比較的には問題ないというような傾向があるので、自分が向いているジャンルの副業を探すのがよいでしょう。
a.自主性と忍耐力が必要な「在宅ワーク」
プログラミングのスキルやライティングの知識やイラストの技術などを活かして仕事を請け負う「在宅ワーク」は、特に自主性と忍耐力が求められるジャンルです。
自分から積極的に売り込んで仕事をもらう自主性と、どんな事があっても納期までに間に合わせる忍耐力が求められるでしょう。システムエンジニアが休日にシステム開発を請け負うというように、本業と近いジャンルの在宅ワークをすると実績を積み重ねやすく、単価の上昇の速度が上がっていくでしょう。
b.体力と対人能力が求められる「外出ワーク」
体力と対人能力に自信がある場合には外出ワークがオススメです。飲食店で出前配達、ポスティングやアンケート調査など、多くの種類の外出ワークが存在しています。屋外で一日立っていたり、不特定多数の人と会話をすることが求められる傾向が強いため、体を使うことと人との会話が好きな人は楽しむことができるでしょう。
また、外出ワークは働く場所が不特定になりやすい傾向があるため、急に移動時間が発生しても問題が起こらないように時間管理をできるのが望ましいといえます。
c.スケジュール管理が苦手なら「アルバイト」
細かい営業も難しく、1日2日単位での時間管理もできないという場合には、月単位でスケジュールを決められるアルバイトがよいでしょう。前月の終わりには翌月のスケジュールを決められるため、細かくスケジュールを変更する必要はありません。
また時間単位で報酬を得られるので在宅ワークや外出ワークのように、出来高による売り上げの上下に気を揉むこともなく安定した収入を得られます。
<参考リンク>
・Sideline Interview001:Eigtmedia Shino氏(前編)