働き方改革やテレワークによる副業ブームで、クラウドソーシングサイトが注目されています。
一方で、インターネットにあるクラウドソーシングサイトの評判を見ると、「全然稼げない」「アルバイトの方が稼ぎやすい」といった悪い評判も多く見つかります。
この記事では、スキル無しからクラウドソーシングで稼げるようになった筆者が「稼げない」と言われている理由と、稼ぐために必要なスキルを解説します。
目次
筆者プロフィール
筆者は、北海道に住むフリーランスライターです。
主にクラウドソーシングサイトを使用して毎月の生活費を稼いでいます。
スキル無しからクラウドソーシングで仕事を始めたばかりのころは、月に1,000円程度しか稼げませんでした。
しかし、約半年後には副業で月2万円、フリーランスになってからは月20万円以上を稼いでいます。
この体験談をもとに、「クラウドソーシングが稼げない」といわれる理由とその対策を解説していきます。
クラウドソーシングとは
クラウドソーシングとは、仕事を外注したい企業と受注したい個人をマッチングするためのサイトです。
企業は従業員を雇用せずに必要なときだけ仕事を外注できます。
また、仕事を受注する個人は、自宅にいながら好きなときに稼げることがメリットです。
インターネットの普及や在宅ワークの増加で、さらにクラウドソーシングサイトの需要は増加すると考えられます。
【体験談】「クラウドソーシングは稼げない」は本当?
まずは、「クラウドソーシングは稼げない」と言われるネットの噂や評判は本当なのかどうかを、筆者の体験談から解説していきましょう。
登録後1ヶ月で挫折
筆者がクラウドソーシングサイトに登録したのは約4年前です。
家にいながら簡単に稼げる仕事を探しているときに「ランサーズ」と「クラウドワークス」を知り登録しました。
登録後の1ヶ月間は「タスク案件」という比較的簡単な仕事だけに絞って作業しました。
しかし、1件仕事をしても10円や50円など、作業量に見合わない報酬ばかりですぐに挫折してしまいました。
半年かけて月2万円の副業収入
挫折してから約2ヶ月後に、もう一度チャレンジしてみようと「タスク案件」ではなく「プロジェクト案件」で文章作成する仕事に応募しました。
このプロジェクト案件を行ってから、副業で月2万円以上を稼ぐことができました。
タスク案件よりは仕事を始めるまでのハードルが高いですが、単価を上げて稼ぐことが可能です。
お小遣い稼ぎならタスク案件が適していますが、本格的に稼ぐにはプロジェクト案件がおすすめです。
筆者がスキルなしの状態からクラウドソーシングを利用して稼げたように、やる気だけで誰でも稼ぐことができます。
わざわざアルバイトに出て働くよりも、家で働けるクラウドワークスに挑戦してみることをおすすめします。
こちらから無料登録できますよ。
クラウドソーシングが稼げない理由と対策
クラウドソーシングはなぜ稼げないと言われるのでしょうか?
その理由と、筆者が実践してきた対策を4つ紹介します。
単価が低いから
クラウドソーシングサイトが稼げない理由でもっとも多いものは、仕事の単価が低いことです。
そもそも、クラウドソーシングを利用している企業や個人の多くは、従業員を雇用せずに必要なときだけ外注することが主な目的です。
そのため、できる限りコストを抑えて発注している場合があります。
登録したばかりで、アピールできる実績がないうちは、単価を上げることは難しいでしょう。
しかし、クラウドソーシングサイト上での活動実績やランク制度をアップさせることで、少しずつ単価を上げることは可能です。
応募しても受からないから
募集されている仕事に応募をしてもなかなか当選しないことも、クラウドソーシングが稼げないと言われる理由の一つです。
特に、好条件の仕事ではライバルが多く受からないことも多いでしょう。
この稼げない理由を解決するためには、最初の3件〜5件までは初心者向けで低単価の案件に挑戦することが有効です。
筆者も、最初の5件までの仕事は時給200円にしかならない低単価の仕事でした。
しかし、その低単価な仕事で実績を積み重ねたことが理由で徐々に仕事を受注できるようになりました。
もし、実績が増えても応募に受からなければ、サイトのプロフィールや応募の際のアピール文章の見直しをおすすめします。
トラブルが多いから
クラウドソーシングでは、トラブルが多く稼げないという評判もよく聞かれます。
クラウドソーシングで考えられるトラブルは2つあります。
- 仕事後に報酬が支払われない
- クライアントに無理難題を頼まれる
上記2つは、どちらも対策によって防ぐことが可能です。
有効だと考えられる対策をそれぞれ解説しましょう。
まず、報酬が支払われないことへの対策は「仮払いが完了するまで仕事をしない」を徹底してください。
「ランサーズ」「クラウドワークス」などの大手クラウドソーシングサイトでは、仕事を始めるまえに報酬を支払う「仮払い」を行ってから仕事をすると決められています。
続いて、クライアントに無理難題を頼まれることへの対策は、契約前に細かな仕事内容について決めておくことです。
Webライターであれば、画像添付の有無や納期確認などです。
クライアントとの認識にズレが生じないためにメッセージで証拠を残しつつ内容を確認していきましょう。
詐欺案件が多いから
クラウドソーシングが稼げない理由として、詐欺案件が多いといわれることもあります。
クラウドソーシングの詐欺案件とは、クラウドソーシングサイト以外のコミュニケーションツールに誘導してネットワークビジネスの勧誘を行ったり、報酬の支払いから逃れようとする行為です。
詐欺案件は、完全には無くなっておらず筆者も遭遇することがあります。
しかし、クラウドソーシングサイトの規約や過去の詐欺事例を学んでおくだけで見極めることが可能です。
怪しいと思ったら、クラウドソーシングサイトの運営に問い合わせてから判断しましょう。
クラウドソーシングで稼げないと言われる仕事内容
クラウドソーシングには稼ぎやすい仕事と稼ぎにくい仕事があります。
ここでは、稼げないといわれる仕事内容とその原因を考えていきましょう。
タスク案件
タスク案件とは、指定された文章やアンケートに答えることで報酬をもらえる仕事です。
事前の打ち合わせや契約が不要なので、初心者でも仕事を始めやすいという特徴があります。
しかし、誰でも簡単に始められるため、10円や100円などの低単価の仕事が多くなっています。
また、高単価のアンケートには1人につき1回のみしか応募できないなどの条件がついています。
タスク案件は、クラウドソーシングの利用に慣れるためと、文章を書くトレーニングのためだけに利用しましょう。
筆者の経験では、クラウドソーシングサイトは稼げないという評判は、タスク案件だけに挑戦して挫折した人たちからの意見が多いように感じます。
Webライティング
Webライティングとは、依頼されたテーマやイメージに合わせて文章を執筆する仕事です。
クラウドソーシングではもっとも依頼数が多く、執筆するテーマも豊富にあります。
特別なスキルがなくても、文章を書くだけでお金を稼げるため、初めての副業におすすめの仕事です。
しかし、競合が多いため高単価の仕事に当選することはなかなか難しいです。
そのため、低単価の仕事で消耗し多くの人が稼げないまま挫折してしまいます。
最低でも3ヶ月以上は低単価の仕事でスキルアップをしながら実績を積み重ねてみましょう。
必ず高単価の仕事に当選しやすくなっていくはずです。
文字起こし
文字起こしとは、音声データや動画に収録されている言葉を文字に書き起こす仕事です。
音声を聞きながらひたすら書いていく単純作業なので、単価が低くなりがちです。
音声読み取りツールを使用したり、タイピングの速度を向上させて効率アップすることで稼ぎやすくなるでしょう。
しかし、音声読み取りツールの発達により、今後は仕事の依頼数は減少すると考えられます。
文字起こしだけではなく読みやすく文章をまとめあげるスキルなど、プラスアルファの仕事をしなければ稼ぎ続けることは難しいでしょう。
これからクラウドソーシングを始める初心者にはおすすめできない仕事です。
データ入力
データ入力とは、パソコンを利用して文字や数字などのデータを入力したり、まとめていく仕事です。
エクセルやワードなどのソフトや事務経験がある人ならすぐにでも仕事を見つけられるでしょう。
タイピングが速かったり、ビッグデータの取り扱いに慣れている方は効率良く仕事をこなしていけるはずです。
しかし、表計算ソフトや会計ソフトの利便性向上や、他人との差別化しにくさが原因となり大きな金額を稼ぐのは難しくなっています。
クラウドソーシングで稼ぐために必要なスキル
仕事や環境によって、必要とされるスキルや知識は異なります。
ここでは、クラウドソーシングだからこそ稼ぐために必要なスキルを2つ紹介します。
長期的な目線を持つ
クラウドソーシングは、短期的には稼ぎにくいサービスです。
しかし、長期的な目線で見ると短期アルバイトや会社員よりも大きく稼ぐチャンスを得られる仕事です。
なぜなら、スキルと実績が増えるたびに仕事の単価が上がっていくためです。
筆者も、クラウドソーシングで仕事をしなければ低収入のサラリーマンでしたが、クラウドソーシングに出会って、年収が大きくアップしています。
現状を変えたいと考えている人は、長期目線でクラウドソーシングサイトの副業を初めてみてはいかがでしょうか?
営業力をつける
お小遣い稼ぎではなく、本格的に収入アップや脱サラを目指している方にとって、営業力は特に必要なスキルです。
営業スキルは、クラウドソーシングで依頼されている仕事へ応募する際に役立ちます。
自分自身の経歴から実績、アピール方法までを正しく紹介し「安心して仕事を任せられそう」と感じてもらうことを意識しましょう。
また、クライアントが求めている仕事をそのままこなすのではなく、先回りして仕事を効率良く進めたり提案することでさらに評価を高めることもできるでしょう。
まとめ
「クラウドソーシングは稼げない」と言われている理由とその対策を解説してきました。
インターネット上でクラウドソーシングが稼げないと言われている評判のほとんどは、短期間だけ挑戦して挫折した人の意見ばかりです。
今後は、クラウドソーシングを半年以上継続している人の評判だけを参考にすることをおすすめします。
筆者がスキルなしから副業で稼げたように、時間をかければ誰でも稼ぐことは可能です。
「ランサーズ」や「クラウドワークス」などの大手サイトに登録して、ご自身にもできそうな仕事があるかどうかを確認してみましょう!
クラウドワークスにはこちらから無料登録できますよ。
こちらでは、筆者が「クラウドワークス」で稼ぐようになるまでの軌跡を公開しています。
クラウドソーシングで稼ぎたいと思っている方には参考になるので、チェックしておくと良いでしょう。
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