2022.04.26

コラム

【2022】プログラミングの副業は「稼げない」のか?未経験・初心者では難しい・無理?

プログラミングの副業を考えており、「初心者だと稼げないって聞いたけど本当なの?」「どうやれば稼げる?」など疑問を持っている方も多いことでしょう。

初心者がプログラミングの副業で稼げないと言われる理由はいくつかあります。どのような理由があるのか知っておくことは大切です。また、稼ぐためのポイントや注意点を把握しておくことで、副業で稼げる可能性が高くなります。

ここでは、初心者がプログラミングの副業で稼げないと言われる理由や、稼ぐためのポイント、注意点などについて解説します。

筆者のプロフィール

筆者は30代で、クラウドワークスなどのクラウドソーシングを利用して副業をしています。これまでの受注実績は500件超で、月の副収入は10〜15万円程度です。周囲には、ゲームやスマホアプリ開発をしているプログラマーの友人・知人が数多くいます。

この記事では、プログラミングの副業を考えている方向けに役立つ情報を提供します。

プログラミングの副業が稼げないと言われる理由

プログラミング

プログラミングの副業が稼げないと言われる理由を知ることは大切です。プログラミングの副業を始めるのか判断材料になるからです。

また、どのような点に気をつければ良いのかがわかります。ここでは、プログラミングの副業が稼げないと言われる理由について解説します。

プログラミングスキルの習得に時間がかかるから

プログラミングの副業が稼げないと言われるのは、プログラミングスキルの習得に時間がかかるからです。習得するまでに時間がかかるため、大半の人は途中で離脱してしまいます。

プログラミングスキルは、基礎レベルの習得に300時間程度、仕事としてやっていけるレベルに達するには1,000時間程度の学習が必要とも言われています。1日3時間学習しても、働けるスキルを身につけるには2〜3年かかります。本業と両立してプログラミング学習を続けていくことは大変なことです。

自由にできる時間が少なくなり、遊びや外食、旅行などの時間も削られてしまいます。プログラミングスキルの習得には大変時間がかかるため、副業を始める前に諦めてしまう人は少なくありません。

初心者向けは単価が安い案件が多いから

プログラマーとしての実績が少ない方に、WebサイトやECサイト、アプリ、ゲームなどの仕事を高単価で任せるクライアントはいません。

実績がない初心者プログラマーに任せられる仕事は単価が安いものばかりです。そのため、時間がかかる大変な仕事であっても、多くの副収入を得ることはできません。

実績を積むまでは単価が安く、稼げないからと副業を辞めてしまう方もいます。初心者向けは単価が安い案件が多いため、プログラミングの副業は稼げないと言われているのです。

営業をしないと案件が取れないから

プログラミングの副業で稼ぐには、営業スキルが必要です。企業に自身をアピールするなどして仕事を取りに行かなくてはいけません

クラウドソーシングを利用する際もライバルが多いため、仕事を獲得するには営業スキルが必要になります。営業スキルがあれば、相場より高いアンテナや継続案件を受注することも可能です。

しかし、本業の合間をぬって副業の営業をするのは大変なことです。営業をして獲得した仕事が、相場より単価が安い場合もあります。営業をしないと案件が取れないことから、プログラミングの副業は稼げないと言われているのです。

プログラミングのトレンドに対応できていないから

「今はJavaが人気だけどもうすぐPythonになる」など、プログラミング業界はトレンドの変化が早いため、これから来るプログラミング言語を押さえておく必要があります。トレンドから外れたプログラミング言語を習得しても、ニーズが少ないため仕事を獲得することは難しい可能性があります。

しかし、次々と変わるトレンドに初心者が対応するのは簡単なことではありません。トレンドへの対応が必要なことから、プログラミングの副業は稼げないと言われているのです。

本業で培ったスキルや経験を活かせないから

本業で培ったスキルや経験を活かせないことも多いため、プログラミングの副業は稼げないと言われます。

事務や企画、プレゼン、マネジメントスキルなど、これまで培ってきたスキルや経験を活かすことができれば他のプログラマーとも差別化を図ることが可能です。差別化を図ることができれば、初心者であっても高単価案件を受注できる可能性があります。

しかし、プログラミングの仕事は、Webサービスやアプリの開発が仕事であり、クライアントの指示通りに行う必要があります。そのため、本業を活かすことは難しい場合が多いです。

1人で対応できる案件しか受注できないから

通常、Webサービスやアプリの開発はチームで行います。複数人で対応しないと納期までに完成できないからです。

しかし、プログラミングの副業は1人での対応となるため、対応できる案件は限られてしまいます。1人で対応できる案件しか受注できないことから、プログラミングの副業は稼げないと言われるのです。

十分な稼動時間を確保できないから

プログラミングの副業が稼げないと言われる理由は、十分な稼働時間を確保できないからです。

プログラミングの仕事は時間がかかります。しかし、本業の仕事もあるので、副業に使える時間は平日の仕事終わりや週末の時間のみです。

友人や同僚と食事に行ったり出掛けたりもすることもあるため、副業に使える時間はそれほど多くありません。プログラミング初心者は単価が安い上、十分な稼働時間を確保できないため稼ぐことは難しいのです。

クライアントから求められるハードルが高いから

クライアントから求められるハードルが高いことも、プログラミングの副業が稼げないと言われる理由です。

初心者で報酬が安いからといって、中途半端な仕事は許されません。サービスを利用するのはクライアントであるため、品質の高いものを納品しないとクライアントは納得しません

世の中に出るサービスの開発に携わるため、クライアントから求められるハードルは高いです。

スキルアップの時間を確保できないから

プログラミングスキルは習得して終わりではありません。ライバルが多い上に変化が早い分野なので、実務レベルのスキルを習得した後もスキルアップを続ける必要があります。しかし、本業をしながら空き時間に継続してスキルアップをすることは簡単なことではありません

スキルアップができていないと、すぐに変化についていけなくなり、仕事を獲得することが難しくなるでしょう。

プログラミングで稼ごうとするライバルが多いから

プログラミングの副業が稼げないと言われる理由は、ライバルが多いからです。プログラミングの副業で稼ごうと考える人が多いため、条件の良い案件を獲得するのは難しいです。

単価が安い案件ですら受注できない場合もあります。ライバルとの競争に勝つにはスキルを高めて実績を作ることが大切ですが、本業をやりながらだと簡単ではありません。

ライバルが多い分野であるため、プログラミングの副業では稼げない可能性があります。

プログラミングの副業で稼げるようになるためのポイント

プログラミングの副業で稼げるようになるためのポイント

プログラミングの副業で稼げるようになりたい場合は、報酬の高いプログラミング言語を習得したり、ビジネススキルや営業スキルを伸ばしたりする必要があります。また、案件獲得の手段を多く持ち、常に最新情報を収集することが大切です。

ここでは、プログラミングの副業で稼げるようになるためのポイントをお伝えしていきましょう。

報酬の高いプログラミング言語を習得する

プログラミングの副業で稼ぎたい場合は、報酬の高いプログラミング言語を習得しましょう。ニーズがあり報酬が高いプログラミング言語を習得すれば、条件の良い仕事を獲得できる可能性があります。

IT・テクノロジー人材のためのコミュニティ「TECH Street(テックストリート)」の独自調査「2020年プログラミング言語別年収ランキング」によると、2020年のプログラミング言語で最も年収が高いのは、

  • 20代〜40代:「R」(476万〜753万円)
  • 50代:「C++」(635万円)

でした。

※調査対象:dodaに会員登録を行った20代~50代のITエンジニア5,599名

ニーズがあり報酬が高いプログラミング言語を習得して、副業で稼げるようにしましょう。

ビジネススキルや営業スキルを伸ばす

ビジネススキルや営業スキルを伸ばすことで、プログラミングの副業で稼げるようになる可能性があります。

プログラミングの仕事を獲得するには営業が必要です。クライアントとのやり取りや自己PRの中で信頼を勝ち取ることができれば、受注できる可能性は高くなります。

ビジネススキルや営業スキルが低ければ、「この人に任せるのは不安」と思われ、仕事を受けることは難しくなるでしょう。

案件獲得の手段を多く持つ

プログラミングの副業で稼ぎたい場合は、案件獲得の手段を多く持つことが大切です。企業への直接営業だけでなく、クラウドソーシングやエージェントの利用など、手段が多いほうが案件を獲得できる可能性は高くなります

IT系の人脈を広げることで、仕事を依頼される場合もあります。プログラミングの副業で多くの収入を得たい場合は、複数の案件獲得手段を持つようにしてください。

常に業界の最新情報を収集する

プログラミング業界は技術の変化やトレンドが変わるのが早いため、常に最新情報を収集することが大切です。最新情報をキャッチアップしておかないと、クライアントが求めるものを理解できなくなってしまいます

プログラミングの副業で稼ぎたい場合は、業界の最新情報を常に確認するようにしてください。

プログラミングのスキルを習得する方法

プログラミングのスキルを習得する方法

プログラミングのスキルを習得する方法には、独学や転職、プログラミングスクールがあります。それぞれの方法で特徴やメリット・デメリットが異なるため、自分に合った方法を選択することが大切です。

ここでは、プログラミングのスキルを習得する方法について確認していきましょう。

独学で習得する

プログラミングのスキルを独学で習得する方法があります。独学だと、費用がさほどかかりません。また、周囲を気にすることなく、自分のペースで学習を進めることができます

ただし、わからないことがあっても人に聞くことができないため、途中で離脱する可能性があります。効率良く学習することは難しく、癖が付く可能性もあるので注意が必要です。根気強く勉強できる方におすすめの方法です。

転職する

プログラマーに転職してスキルを習得する方法もあります。転職すれば、開発の現場に身を置くことができ、実践的なスキルを学べます

ただし、即戦力を求める企業が多く、プログラマーとしてある程度の経験がないと採用されない場合があります。現場経験がない場合でも、プログラミングスクールなどでスキルを習得している人を優先的に採用する企業は多いです。

プログラミングスクールに通って習得する

プログラミングスクールに通えば、プロ講師から直接教えてもらえるため、効率良く実践的なスキルを習得できます

同じ目標を持った人たちと一緒に学べるため、モチベーションを維持しやすいです。わからないことがあれば講師に質問ができますし、プログラミング学習できついことがあっても仲間と共有できます。

ただし、プログラミングスクールに通うには入学金や受講料などがかかります。効率良くプログラミングスキルを習得したい方におすすめです。

初心者がプログラミングの副業をする際の注意点

初心者がプログラミングの副業をする際の注意点

プログラミングの副業をする際には、注意点を事前に把握しておきましょう。注意点も踏まえた上で、習得や副業のスケジュールや取り組み方を考えるようにしてください。

本業に支障が出ないようにする

プログラミングの副業をする際は、本業に支障が出ないようにしてください。本業に支障が出て会社内の評価が下がり、降格や収入減になっては意味がありません

プログラミングの副業を頑張ることは良いですが、睡眠不足になったり納期に追われて気持ちに余裕がなくなったりすることがないように注意しましょう。

最初から稼げるとは思わないこと

プログラミングに限ったことではありませんが、副業で最初から稼げることはほとんどありません。最初は仕事を獲得することも大変であるため、十分な収入を得ることはできない可能性が高いです。

実績を積み、継続的に仕事を受注できるようになるまでは、副収入に頼らないようにしてください。

受注した後に「できない」はNG

プログラミングの仕事を受注した後に「思ってたより難しいからできない」とキャンセルすることはNG行為です。クライアントからの信頼が無くなります。場合によっては、業界での評判も悪くなり、仕事の受注が難しくなります。自分でも対応できる案件のみ受注するようにしましょう。

まとめ

初心者がプログラミングの副業で稼げないと言われる理由や、稼ぐためのポイント、注意点などについて解説しました。最初からプログラミングの副業で稼ぐことは難しいですが、実績を積んでいけば、条件の良い仕事を獲得できるようになります。

プログラミングスキルの習得は簡単ではなく時間もかかるため、効率良く実践的スキルをみにつけられるプログラミングスクールがおすすめです。プログラミングの副業を始めたい場合は、ここで紹介した内容を参考にしてみてください。

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