まだまだ日本では、主に男性が仕事をして家計の中心を担い、女性が育児に比重を高く置くという過程が多いのが現状です。しかし、そんな中でも自分で起業しようという素晴らしい志をもったママも存在しています。そんなママに憧れてこれから起業しようとする方が、旦那様と話し合っておいた方が良い4つのことをご紹介していきます。
1.起業する目的は何なのか
起業することによって今の生活をどうしていきたいのか、描いているビジョンをしっかり共有しておくことは非常に大切です。何をやるのか、どんなことをやるのかというのは、計画を立てたり実際に実行したりする中でどんどん変わっていくものですが、最終的なビジョンというのは簡単には変わらないものです。
起業することによって目指す理想的な生活の形はどういったものなのか、ぜひ旦那様と話し合ってみてください。例えば、ママが起業することによって、収入はいくらくらいで、どんな家に住んで、子供にはどんな教育を受けさせるのかなど、できるだけ細かく話し合えると良いです。気持ちもワクワクしますし、モチベーションも高まります。旦那様の理解も得られやすくなるので、オススメです。
2.二人で協力すべきビジネスなのか
何か手伝ってほしいことがあるならば、ぜひ最初に話し合っておくべきです。
ビジネスの内容によっては、旦那様の協力があった方が上手くいきやすい場合もあるでしょう。逆に、何も手を出してほしくない場合も、ちゃんと伝えておいた方が良いです。口を出されると逆にイライラしてしまうという自覚がある方は、先に言っておいた方が常にモチベーション高くビジネスが出来ますし、余計な悩みを生まなくて済みます。
ビジネスと育児や家事を全く別物と考え、分担した方が良ければ話し合っておきましょう。
3.生活リズムにどんな変化があるか
ママが起業することによって、今までの生活スタイルに変更がある場合は必ず話し合うべきです。
わかりやすいところで言えば、保育園の送り迎えはどちらがするのかといったことや、朝ご飯や晩御飯の用意はどのように分担するのかなどです。特に、ママの起業前はほとんど子供の送り迎えや食事の準備に携わってこなかった旦那様の場合は、しっかり話し合っておかないと私生活の方がうまく回らなくなります。
起業を成功させるには、まずプライベートの方で余計なトラブルを無くしておくことが大切です。起こり得る問題は事前に解決しておき、起業後のビジネスに集中して取り組める環境を構築しておきましょう。
4.禁止事項や家族間でのルール
人によっては、家に帰ってまでビジネスの話をしたくないという人もいます。逆に、24時間常にビジネスを上手くいかせる方法だけを考えていたいという人もいます。全く異なる考え方の夫婦がお互いの考えを曲げずに生活を続けていれば、いずれ軋轢を生んでしまいます。
食事中はビジネスの話をしないとか、夜23時までには必ず布団に入って休める状態にするとか、家族間でのルールを決めておくのも大切です。あまりにきつすぎる束縛のようなルールはよくありませんが、家庭もビジネスもどちらも悪影響が出ないようにするためのルールはあっても良いでしょう。金曜日の夜は必ず家族全員でそろって夕食にするなど、そんなルールがあっても面白いです。
まとめ
実際にママが起業して新たなビジネスをスタートさせると、生活は大きく変わります。もちろんビジネスが軌道に乗れば、金銭的にもかなり余裕が出てくるでしょう。
しかし、そのせいで家族にすれ違いが起きては意味がありません。余計なトラブルを起こさないためにも、ママが起業する前にはぜひ話し合っておいてくださいね。
<参考リンク>
・Sideline Interview003:バブリーたまみ氏(前編)